【現金1540万円の入った金庫が盗まれる事件】静岡市駿河区中原にあるパチンコ店『アプリイ 中原店』近くの景品交換所
2023年12月5日、テレビ静岡の報道です。
5日未明、静岡市駿河区にあるパチンコ店の景品交換所から現金1540万円の入った金庫が盗まれる事件がありました。
5日午前3時半頃、静岡市駿河区中原にあるパチンコ店の景品交換所で何者かが出入り口を工具でこじ開けた上、中にあった現金1540万円の入った金庫を盗む事件がありました。
景品交換所には当時 誰もおらず、事件は警備会社からの通報で発覚しました。
これまでに金庫の大きさや重さはわかっていません。
警察によりますと、防犯カメラには複数の人物と車両の一部が映っていて車を使って犯行に及んだとみられています。
また、犯行は数分の間に行われていることから事前に下見をしていた可能性もあるということです。
テレビ静岡
静岡県静岡市駿河区中原には、『アプリイ 中原店』の1軒のみパチンコホールが存在するので、事件があった場所は『アプリイ 中原店』近くの景品交換所と思われます。
アプリイ 中原店
住所:静岡県静岡市駿河区中原153番地(静岡インターから車で5分・バス中原町下車)
営業時間:9:00 ~ 22:30
台数:パチンコ671台/スロット390台
『アプリイ 中原店』は2003年にグランドオープンし20周年を迎えていますが、2021年に(株)アプリイよりアンダーツリー(株)に事業承継されています。
アンダーツリー(株)は「キコーナ」の屋号で関西・関東を中心に121店舗のパチンコホールを展開し、2023年9月期の売上高は2577憶円を計上しています。
『アプリイ 中原店』は1000台以上を設置する大型店舗であり、運営会社も業界大手のパチンコグループということから、現金を多く保有しているであろう店舗近くの景品交換所を狙った可能性が考えられます。
【愛媛県宇和島市】22万円分の貯メダルが入った会員カードを盗んだ40代の男を逮捕 パチンコ事件
2023年12月7日、テレビ愛媛の報道です。
愛媛県宇和島市のパチンコ店で利用客から22万円相当のポイントが貯まった会員カードを盗んだ疑いで7日、40代の男が逮捕されました。男は容疑を否認しています。
逮捕されたのは宇和島市内に住む農業の男(41)です。
警察の調べによりますと男は10月25日午前11時45分頃、宇和島市内のパチンコ店で利用客の男性(20代)の会員カードを盗んだ疑いがもてれています。
会員カードには22万8000円相当のメダルの枚数が貯まっていたということです。
警察は男性の関係者から「会員カードが盗まれた」と届けを受け捜査していました。
男は「カードはとってない」と容疑を否認していて、警察が当時の詳しい状況や動機などを調べています。
テレビ愛媛
愛媛県宇和島市には7軒のパチンコホールが存在しますが、事件があったパチンコホールは不明です。
被害にあった男性の会員カードには22万円分の貯メダルがあったという事ですので、スロプロの可能性が高いと思われます。
スロプロは期待値を追って立ち回るので、嫌が負うでも一般客から目に付けられやすい存在になりがちです。
また、パチスロを打つ際に、会員カードに入った貯メダルを使うため、隣の客に貯メダル数を見られてしまったり、メダルを計数機で精算する際に貯メダル数の表示を見らてれしまったりと、良からぬ事を考える人間からは標的になるリスクを抱えています。
本事件も、容疑者は被害者の男性の貯メダル数を把握したうえで、窃盗に及んだ可能性が考えられます。
しかしながら、会員カードを盗んだところで、暗証番号が分からなければ景品交換することもできないので、嫌がらせ目的だったのか、それとも何らかの方法で暗証番号も掴んでいたのか、そのあたりは気になるところです。
容疑者は犯行を否認しているようですが、パチンコホールの防犯カメラの精度は高いので、恐らくは犯行の場面が激写されての逮捕であると推察します。
仮に容疑者が犯行動機が「パチンコ・パチスロ代がほしかった」「パチンコで生活費がなかった」などであれば、ギャンブル依存症の可能性が高まりますので、罪を償い、愛媛県内、あるいは宇和島市内のギャンブル依存症相談機関へアクセスした方がよいでしょう。
【仙台市青葉区】パチンコ店で隣のパチスロ台からメダルを盗んだ33歳無職の男を逮捕
2023年12月7日、仙台放送の報道です。
12月7日午前、仙台市のパチンコ店で、他の客が遊技中のスロット台の受け皿からメダルを盗んだとして、33歳の無職の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、仙台市太白区越路に住む33歳の無職の男です。
警察によりますと、男は7日午前11時半ごろ、青葉区のパチンコ店で、他の客が遊技中のスロット台から、メダル16枚(景品交換価格275円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
男は、隣の台で遊技中だった客が席を離れた隙に手を伸ばし、スロット台の受け皿からメダルを盗んだということです。男の犯行を目撃した客が従業員に報告し、店からの通報を受けて駆け付けた警察官が、男を現行犯逮捕しました。
警察の調べに男は容疑を認めていて、「自分の金を使うのがもったいなかった」と話しているという事です。警察が当時の状況を詳しく調べています。
仙台放送
仙台市泉区では2023年7月26日、「スーパーラッキー泉店」でスロット客を斧で襲撃する事件がありました。
犯人は逃走しましたが、その後逮捕され起訴。
2023年12月、仙台地検は「犯行時の精神状態等を考慮して不起訴とした」と報道されています。
上記のように、人の命にかかわるような事件がある一方、連日のように報道されるパチンコ関連事件には、今回の窃盗事件のように出来心で犯罪に手を染めてしまうケースも散見されます。
容疑者の供述で「自分の金を使うのがもったいなかった」とあり、常識では考えられないとは思いますが、パチンコホール内では稀に起こる事象でもあります・・・。
ひと昔前までは、被害者が気づかなかったり、警察を呼ぶのも面倒と多少のことは見逃していた客も、現況の悲惨なパチンコ界隈では客の財布も厳しくなり、1玉、1メダルが貴重になっていることは想像に難くありません。
パチンコホールに足を運ぶ方は、くれぐれもお気をつけください。
【佐世保市】強盗未遂の23歳の男逮捕…事件後、頻繁にパチンコ店に通い詰める
2023年12月11日、ncc長崎放送の報道です。
11月、佐世保市の米穀店で起きた強盗未遂事件で、店と同じ町内に住む23歳無職の男が逮捕されました。
強盗未遂の疑いで逮捕されたのは佐世保市稲荷町の無職K容疑者23歳です。K容疑者は11月17日(金)の午後1時半ごろ、自宅のある佐世保市稲荷町内の米穀店に押し入り、72歳の女性に刃物を見せつけて脅迫、現金を強取しようとした疑いが持たれています。
女性が店の奥にいた息子に助けを求めたところ、何も取らず走って逃げました。店に被害はなく、けがをした人はいませんでした。佐世保署によりますと周辺の防犯カメラの映像や聞き込み捜査の過程でK容疑者が浮上。11日(月)、自宅にいたK容疑者を任意で署へ同行させ、容疑が固まったことから午後5時25分に強盗未遂容疑で逮捕しました。
K容疑者は独身、一人暮らしで、警察は自宅内で犯行に使われた可能性のある包丁数本を押収しました。
K容疑者は調べに対し「金を奪う目的で米屋に行った」「刃物を見せつけ、金を奪おうとしたことは間違いありません」と容疑を認めています。
K容疑者の自宅は事件現場の米穀店から半径200メートル以内にあるということです。またK容疑者は事件後、頻繁にパチンコ店に通っていたということです。佐世保署が動機や事件の経緯などを調べています。
ncc長崎放送
K容疑者の犯行が金銭目的であることは供述から分かることですが、さらにその金の使い道など動機を掘り下げると、そこには「パチンコ」というキーワードが出てくると思われます。
K容疑者は事件後に頻繁にパチンコ店に通っていたことや、無職の状態であることも含めると、K容疑者もまた、パチンコ・パチスロにのめり込み、ギャンブル依存症を患っている可能性が考えられます。
精神疾患であるギャンブル依存症者であるから犯罪は致し方ないという事ではなく、その原因である問題を考え対策する必要性があると思えてなりません。
日本国内のギャンブル依存症者数が、世界で最も多い数であることは厚生労働省の調査からも分かっていることです。
また、ギャンブルのカテゴリー別では、パチンコ・パチスロが8割以上と突出しているのです。
その調査の信頼度を裏付けるかのよに、連日報道される窃盗、強盗、恐喝などの犯罪において、動機の部分で「パチンコ」「パチスロ」という言葉が頻繁に出て来ており、逆に公営ギャンブルがやりたいが為にという動機は稀にしかありません。
では、公営ギャンブルとパチンコ・パチスロとの差は何なのでしょうか…
一つ大きな部分で取り上げるならば、公営ギャンブルは言うまでもなく国家が運営ギャンブルであり、パチンコ・パチスロは管轄は警察庁であるものの、運営は民間団体が行っているという違いです。
これは、公営ギャンブルは営利目的ではないが、パチンコ・パチスロは営利目的であるという事に行きつきます。
つまり、営利目的の民間企業が主導している限り、節度を超えてギャンブル性が過熱することは、火を見るよりも明らかなのです。
もちろん、警察庁が管轄していることから、これまでも過熱しすぎたりした場合は規制強化をしたりと歯止めをかけてきた歴史的な事実はあります。
しかしながら、パチンコやパチスロメーカーが上場会社であったり、パチンコホール企業が海外で上場している事実などをみると、そこには常に株主の存在があり、ぶっちゃけユーザーよりも株主の方を見て企業を運営しないといけない局面が多いと思わざるを得ません。
こういった上で、公的保険適用の対象ともなった社会問題であるギャンブル依存症、さらには日本の経済状況や今後の日本国家の設計図を考えたときには、パチンコ業界は必要ない産業ではないかと考えます。
ギャンブル依存症対策基本法には「関係事業者の責務」として、パチンコ業界にも「ギャンブル等依存症対策に協力すること」「ギャンブル等依存症の予防等に配慮するよう努めなければならない。」と、その責務が定めらています。
パチンコ業界は果たしてその責務を果たしているのでしょうか…
パチンコ業界自体が英断をくださない限り、パチンコ関連事件はこれからも留まることを知らないでしょう。
パチンコ店駐車場が覚せい剤の密売場所に…40代2人の男が逮捕
2023年12月13日、中京テレビの報道です。
※報道では実名表記ですが、当サイトではイニシャルに変更しています。
三重県内各地で覚醒剤を売りさばいていたとして建設業の男ら2人が逮捕されました。
覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは松阪市の建設業H容疑者(49)とトラック運転手のM容疑者(40)です。
警察によりますと、2人は今年10月、自宅やパチンコ店の駐車場で、男性2人に覚醒剤を売り渡した疑いがもたれています。
また、2人から覚醒剤を購入したなどとして11月までに11人が逮捕されたほか、H容疑者の内縁の妻ら2人が共犯の疑いで逮捕されました。
警察は2人の認否を明らかにしていませんが、H容疑者が覚醒剤を入手して自ら売りさばく一方で、M容疑者にも売らせていたとみていて、覚醒剤の入手ルートなどを調べています。
中京テレビ
2023年もパチンコ店駐車場が犯罪の現場になる事件が多発しましたが、年の瀬も迫る中、いよいよパチンコ店の駐車場が密売場所に選ばれる、とんでもない様相を呈してきました。
パチンコ店駐車場が密売現場になることは、今に始まったことではないのかもしれませんし、有象無象の人間が集まるパチンコ店と闇社会とは親和性が高く、引き寄せる何かがあるのでしょう。
パチンコも薬物も、無理やりドーパミンを放出させ快感を得るというメカニズムからすれば、違法か違法じゃないかの違いだけともいえます。
先般、パチンコ業界の会合で警視庁から行政講話があったという報道がありましたが、
その中で、「暴力団排除を要請」という内容がありました。
古い昔には、パチンコ店と反社会的勢力との繋がりがあったことは明白となっていますが、令和の今でもそんな繋がりがあるのでしょうか…。
いや、警視庁の行政講話の中にあえて「暴力団排除を要請」とあるのですから、未だ反社会的勢力と繋がりをもっているパチンコ企業があるとも捉えられます。
パチンコ店駐車場が密売場所に選ばれるのには、何か意味があるのかもしれません…。
【奈良県】特殊詐欺容疑で25歳の男をパチンコ店で緊急逮捕
2023年12月16日、読売新聞オンラインの報道です。
奈良県警生駒署などは14日、住居不定、無職の男(25)を詐欺容疑で緊急逮捕した。容疑を認めているという。
発表では、男は13日昼、仲間と共謀し、生駒市内の80歳代女性に電話で「保険金の還付金を口座振り込みで受け取るために、手持ちのキャッシュカードを交換する必要がある」と告げて自宅を訪れ、カード2枚と印鑑などをだまし取った疑い。
署によると、女性の親族から被害届が出され、その後、近鉄生駒駅近くのコンビニエンスストアで、ATMから出金する男の姿を防犯カメラで確認。その映像を記憶していた非番の署員が14日昼過ぎ、奈良市内のパチンコ店で、隣席に座った男の特徴を見て署に連絡。緊急逮捕につながったという。
読売新聞オンライン
報道をみると、容疑者はいわゆる受け子と出し子の両方を実行していたことがわかります。
また、「仲間と共謀し」とされていますので、闇組織からの指示ではなく、計画実行にまで及んだとも捉えられます。
闇組織から「捕まっても組織のことは言うな」と脅さていて、弱みを握られているから、そう供述しているだけなのか、それとも、本当に特殊詐欺を見様見真似で計画実行したのか…
本来、闇組織が計画する特殊詐欺では「受け子」と「出し子」は役割が分担されると言われています。
仮に、本事件が闇組織の計画であり、容疑者が「出し子」だけを実行していたとするならば、容疑者が全ての罪を被り、主犯と受け子は逃げ延びることになります。
つまり、容疑者の罪は大きくなると同時に、トカゲのしっぽ切りにあったことになります。
容疑者はなぜ、特殊詐欺という犯罪に手を染めてまで金銭が欲しかったのでしょうか。
それは逮捕された場所である、パチンコ店に深く関係していると推測します。
容疑者はパチンコにのめり込み無職になっていたのか、あるいは、無職だったからパチンコで稼ごうと思っていたのか、その理由は分かりませんが、いずれにしても経済的には余裕がなかったことが分かります。
パチンコ代が欲しいがため、その動機で特殊詐欺を行ったとしたならば、容疑者もまた、ギャンブル依存症を患っている可能性が考えられます。
ギャンブル依存症と犯罪は密接に関連している、とはギャンブル依存症対策基本法にあるとおりです。
国内には320万人のギャンブル依存症者がいるわけであり、この病気に追い詰められたギャンブル依存症者たちが、本事件のような特殊詐欺に手を出してしまうことは十分あり得るのです。
容疑者は25歳とこの先大きな可能性があった年齢です。
この犯罪に手を染めてしまったことのビハインドと、ギャンブル依存症に罹患しているのであれば、これからの人生はとても辛いことになると思います。
パチンコ・パチスロによる負の遺産は、負の連鎖を生み出し続けているといえます。
【死体遺棄容疑】北海道足寄町の無職58歳の男を逮捕「パチンコ店に入り浸りだった…」
2023年12月20日、HBC北海道放送の報道です。
※報道では実名表記ですが当サイトではイニシャルに変更しています。
北海道東部の足寄町の山林に66歳のスナック経営の女性の遺体を遺棄したとして、58歳の男が逮捕された事件で、女性の自宅から女性の血痕が見つかっていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
また遺体について捜査本部は、男の供述に基づいて山林を19日捜索しましたが、発見されておらず、20日捜索を再開します。死体遺棄の疑いで逮捕された足寄町の無職、S容疑者58歳は、11月10日ごろ、町内の山林にスナック経営、Nさん66歳の遺体を遺棄した疑いが持たれています。
捜査本部によりますと、11月11日、Nさんの親族から「電話をしても連絡が取れない」という相談を受け、警察は事件に巻き込まれた可能性があるとみて、捜査に着手。
遺体は捜索中ですが、警察は聴き込みや防犯カメラの映像などからS容疑者を割り出し、自宅の捜索や自供などから容疑が固まったとして、19日未明、死体遺棄の疑いで逮捕しました。
19日に行われた山林の捜索では、遺棄現場の近くで、血痕のついたシーツが見つかっています。
S容疑者は、「Nさんの車で遺体を運んだ」という趣旨の供述をし、Nさんの殺害についても、ほのめかしているということです。
また捜査関係者によりますと、Nさんの自宅からは、Nさんの血痕が見つかっていて、捜査本部はS容疑者がNさんを殺害後に遺体を運んだ可能性があるとみて調べています。2人の関係について、捜査本部は「知人」としか明かしていませんが、2人をよく知る関係者は、下記のように話しています。
■2人を知る人
・S容疑者は母親と2人暮らし
・母親の年金などが主な収入のはず
・たまに群馬、栃木あたりに出かけていたようだが、理由はわからない
・パチンコ店に入り浸り・時おりNさんのスナックを手伝う
・「俺はNの彼氏だ」と言っていたことがある
・「店を手伝っても、おにぎりしかもらえない」
・「おにぎりが欲しくて、手伝ってるわけではない」と愚痴
・5か月ほど前から店には行ってなかったのでは?Nさんを知る人はNさんは「コロナ禍で落ち込む気分を、明るくするために金髪に染めた」ということで、次は「叶姉妹みたいに赤くしたい」とも話していたと、振り返っていました。
HBC北海道放送
現在、捜査段階の事件ですが、「金銭トラブルや金銭目的」による、殺人及び死体遺棄の事件のように思えます。
容疑者は無職であり、「母親の年金で生活していた」という知人の話と同時に、「パチンコ店に入り浸っていた」という証言もあります。
言うまでもなく、パチンコはギャンブルであり、パチプロ・スロプロでもない限り、パチンコ店に入り浸っていたら負け続け、お金は減り続けます。
また、パチンコ店に入り浸る人は、高い確率でギャンブル依存症を患っているといえます。
容疑者は経済的困窮、貧困に陥り、経営者であるSさんの金銭を狙って犯行に及んだのではないでしょうか?
容疑者がパチンコ・パチスロで生計を立てていた人間で、経営者であるSさんにお金を貸してトラブルになっていた、という逆のパターンも考えられますが、本事件の続報が気になるところです…。
「パチンコによる金銭貸借などで殺人なんて…」と思う方はいるでしょうが、過去には以下の事件もありました。
ギャンブル依存症へお金を貸して良い事など一つもありません。
どんなに仲の良い人でも、絶対に貸さないか、お金をあげるしかないと思います。
これはギャンブル依存症者である私の実体験とギャンブル依存症者の話を聞いてきた経験からです。
【新潟県三条市】パチンコ店駐車場で不同意性交等致傷の疑い 団体職員の男を逮捕
新潟県三条市内のパチンコ店の駐車場で障害がある女性(20代)の陰部を触るなどわいせつな行為をしけがをさせたとして20日、訪問介護などをする団体職員の男が逮捕されました。
不同意性交等致傷の疑いで逮捕されたのは新潟市南区月潟の団体職員の男(43)です。
警察によりますと、男は今月14日三条市内のパチンコ店の駐車場に止めた車内で障害のある女性(20代)に対して、陰部を触るなどわいせつな行為をし、全治11日のけがをさせた疑いが持たれています。
女性は日常的に介助が必要な障害があり、福祉施設へ通っていたということです。男は訪問介護などをする団体の職員で日常的に女性の送迎を担当していました。当時車内は二人きりで施設から女性の自宅へ送る途中だったとみられています。
その後、男は警察に自ら出頭してきたことから警察が捜査し逮捕にいたりました。
調べに対して男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。BSN新潟放送 2023/12/20
不同意性交等罪は、5年以上の有期懲役に処せられ、また、場合によっては刑罰の加重があるとされています。
一説には、性犯罪者が刑務所へ収監された先に待ち受けているものは、「服役者らによる過酷な環境」という話もあります。
この説はどこで聞いたかは忘れましたが、その理由として「刑務所には娘をもつヤクザの親分が多数いる」「彼らが性犯罪者をどう扱うか」「刑務所は更生を主な目的として存在する」「刑務官も性犯罪者が更生するならば、服役者らに手荒い扱いを受けていても黙認する」
などと説明していて、なるほどと納得したものです。
許しがたい犯行に及んだ男は、この後、信じられないほどの過酷な罰を受けることになると思われます。
本年、パチンコ店駐車場は、大規模火災、窃盗、盗難、殺人犯による車乗り捨て、殺人未遂、交通事故、死亡事故、保護責任者遺棄、大麻取締法違反、覚醒剤取締法違反、
など、多種多様な犯罪をコンプリートする勢いで事件事故が起こりました。
そして、性犯罪です…
施設管理責任があるパチンコホールは、どんな気持ちでいるのか、また今後こういった犯罪の現場になっているパチンコ店駐車場をどう管理していくのか、その辺を聞いてみたいものです。
【業務上横領】医療センター総務医事係長を懲戒免職処分「むしゃくしゃしていた。パチンコに使った」
2023年12月24日、読売新聞オンラインの報道です。
長崎県病院企業団は22日、金庫にあった現金6万円を着服したとして、上五島病院付属診療所有川医療センターの総務医事係長の男性(44)を懲戒免職処分とした。
同企業団は今後、業務上横領容疑で刑事告訴する方針。発表によると、11月5日に着服。6日朝に上司に申告し、同日返金した。「仕事やプライベートでむしゃくしゃしていた。パチンコに使った」などと話しているという。
管理監督責任を問い、センターの所長(46)と事務長(51)を減給処分10分の1(1か月)とし、上五島病院の事務部長(56)を文書訓告とした。
読売新聞オンライン
どんな人であっても、仕事などで「むしゃくしゃ」する事はあると思います。
そして、そのストレスを発散させるためにパチンコ店へ向かう人も存在します。
しかし、「むしゃくしゃ」していたからっと言って、横領した金でパチンコを打つ人は限られます。
パチンコ・パチスロにのめり込み、ギャンブル依存症を患った人の傾向として、「理由付け」というものがあるようです。
パチンコが打ちたいがために、身に起こる様々な現象を無理やりパチンコを打つ理由に変換してしまう思考というものです。
例えば、
- 「ああ、今日は雨か…何か気分が乗らないからパチンコでも打つか…」
- 「仕事多くて残業だよ…明日はずる休みしてパチンコだな…」
- 「何だよラーメン屋店休日かよ…ついてないな…こんな時はパチンコだな」
- 「骨折しちまったよ…リハビリがてらパチンコでも打つかな」
などです。
天気で気分が左右されているようですが、こういう人は晴でも曇りでもパチンコ店へ行っています。
仕事量や残業を理由にして、ずる休みをしてまでパチンコへ行くのも、元を辿ればずる休みをしてパチンコを打ったが為に仕事量が増えたのがスタートだったかもしれません。
ラーメン屋が店休日で次のラーメン屋を探さない時点で、本当はラーメンよりもパチンコだったのです。
骨折にいたっては、どう考えたも安静にしていた方がよいでしょう。
本事件の容疑者は「仕事やプライベートでむしゃくしゃしていた。」から横領をしたのではなく、「パチンコが打ちたいから横領をした」可能性の方が高いのではないでしょうか?
容疑者が多重債務などに陥っていた場合、さらにその可能性は高まります。
そして、ギャンブル依存症者は金銭を管理する仕事はまず無理だと思われます。
ギャンブル依存症は公的保険適用の精神疾患に位置付けられる病気であり、病気だからこそ、責任感や倫理観、意志の強弱では回避できないのです。
会社の金であろうと、他人の金だろうと、ギャンブルの衝動に駆られればセルフコントロール不可能になり、どんなリスクがあろうとその金に手をつけてしまいます。
過去のパチンコ関連事件をみれば、パチンコ代のための着服や横領など、枚挙に暇がないのがその証拠です。
適切なアドバイス、治療、回復トレーニングを受けなければ改善することもなく、騙しだましで生きて行くことになります。
そして、どんな病気でもそうですが、持病をもてば制約されることが出てくることは当然ではないでしょうか?
これが出来て、これが出来ないなど、それは人間そのものを否定することではなく、より良い人生を歩むための制限なのだと思います。
容疑者は罪を償い、二度と同じ過ちを犯さないためにも、ギャンブル依存症診断テストを受けてみてはどうでしょうか。
【クリスマスの夜】パチンコ店に財布を忘れたとラブホテルから逃走しようとした男逮捕 無銭飲食の疑い|福岡市西区
2023年12月27日、RKBの報道です。
クリスマスの夜、福岡市西区のラブホテルで、代金を支払う意志も能力もないにもかかわらず、宿泊して食事をした疑いで住居不定・無職の男(31)が逮捕されました。
「だますつもりはなかった」と容疑を否認しています。クリスマスの夜にラブホテルで無銭飲食した疑い
無銭飲食の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の男(31)です。
男は25日午後9時ごろから26日午後6時ごろまで福岡市西区小戸のラブホテルに宿泊し、宿泊代金と食事代の合わせて2万6350円相当を支払わなかった疑いが持たれています。時間を過ぎても延長を繰り返す
男は1泊1万3900円の部屋に宿泊し、ハンバーグと焼肉ピラフを注文。
午前11時のチェックアウトの時間を過ぎた後は、午後5時までノータイム9000円で延長し、さらにその時間を過ぎても1時間2200円で延長しました。
不審に思った従業員が尋ねると、男は「パチンコ屋に財布を忘れたので取りに行きたい」などと話したということです。
ホテル側が通報し、警察は逃走の恐れがあるなどとして男を逮捕しました。「だますつもりはなかった」
RKB
容疑を否認取り調べに対し、男は「最初からだますつもりはなかった」「財布をどこかに落としてこのようなことになってしまった」などと話していて、容疑を否認しています。
うがった見方かもしれませんが、容疑者はパチンコで負けて持ち金が全てなくなり、自暴自棄になってラブホテルで豪遊をした可能性が考えられます。
あるいは、所持金は多少あったが、予算をオーバーしてしまった為、「一旦、パチンコで増やして支払います」という計画だったかもしれません。
さらには、クリスマスの夜ならばカップルが大勢ホテルに来るため、受付もテンパっているだろうと踏んで、どさくさに紛れてチェックアウトしようと考えていたかもしれません。
いずれにしても、社会的には不適合な行動であり、警察に逮捕されて当然でしょう。
住所不定、無職、31歳、パチンコ店に立ち寄っていた…
このキーワードだけでも、「ここにもまた…」と何だか胸が痛みます。
容疑者は罪を償い、31歳ならばまだやり直せるのですから、再起を願っています。
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