パチンコ依存症になりやすい人の内面的特徴【ギャンブル依存症体験記 第39話】

https://ganbulingaddiction.com/2021/11/18/story39/(新しいタブで開く)依存症体験記

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【前回の内容はこちら↓】

パチンコ・パチスロユーザーのほとんど、特にギャンブル依存症者はどこか孤独感を持っていて、外にストレスを出さない、人にぶつけない代わりに、パチンコ・パチスロで解消しているように思っていた。

実際、私自身がギャンブル依存症回復プログラムを受ける中で、ギャンブル依存になるやすい人の内面的特徴として、「孤独」というキーワードを学び、的を得たと感じた。

私自身が内向的な性格で友人も狭く深く付き合うタイプであり、表面的には他人との会話も合わすことも出来るが、尋常じゃないほど疲れるという経験を重ねてきた。

特に社会に出てからは、本音や建前を使い分ける事に気疲れし、最も適職ではないであろう営業職に就いてからは、真冬でも一日に何枚もハンカチを使わないといけない程に、緊張感からくる発汗を拭っていた。

そして、驚いたことにギャンブル依存症回復プログラムを受ける中で出会った人たちは、同じような孤独感を抱えており、自分の気持ちを上手に表現することを苦手としていた。

感受性が豊かで必要以上に相手を気にしすぎるが故に、自分の中での消化が追い付かず、他人との接触を出来るだけ回避する傾向があり、自ら孤独を選択する。

しかし、その孤独への選択は本意ではなく、そこにもまた苦しみや寂しさが存在する。

それを穴埋めするかのようにギャンブルに依存をしていたのだ。

私がパチンコ・パチスロに依存していた頃、ある人にパチンコが止められない悩みを相談すると、

「人間は何かに依存する生き物なんだから、パチンコのせいにするのはお角違いだ。お前の意志が弱いだけじゃないか。パチンコと上手く付き合ってる人間もいるんだろ?」

と突き放されるような言葉を浴びせられ、返す言葉もなかった。

確かにその時は、「自分は意志が弱い人間なんだ」と毎日のように自責の念に駆られていたのだ。

しかし、その後、ギャンブル依存症回復プログラムを受け、ギャンブル依存症は精神疾患の病気であると知り、医学的見地に基づいて学ぶ中で「意志が弱い」という考えは誤った考え方であるという結論に至った。

私もまた、もう少し遅ければ最悪の選択をしていたかもしれない人間なのだ。

あの頃、私はアントニオ猪木のシリーズが好きで4号機で1万枚を出してからは、新シリーズが登場する度に打っていた。

しかし、5号機のアントニオ猪木はもはやどうしてよいかわからなかった。

あるパチスロライターは、『エッジの効いた番長』と表現していたが、その後、パチスロ5号機で新登場する機種は『エッジの効いた番長』だらけになっていった。

当初、「遊べる5号機」という謳い文句で4号機から移行した5号機。

だが、5号機でも人生を破綻させるユーザーが多かったのだ。だからこそ、2022年1月末でパチスロ5号機から6号機に完全移行がなされるのだろう。もはや、パチスロは遊びの範疇を超えていた遊技機だった証明でもある。

パチンコにおいては、2022年1月末でCR機が完全撤去となるようだが、Pパチンコというものは未だに射幸性が高いものが続々と登場しているようだ。

TVCMやスマホニュースでその情報を目にするが、個人的には凄く危機感を感じている。

それは、パチスロよりもパチンコの方がリスクが高く、失うお金が大きいからだ。

特にギャンブル依存症の人間は、満足するドーパミンを得られるまで、どんな悪い状況でも見境なく打ってしまうので、その危険度はパチスロよりも高いと思う。

射幸性が低いパチスロ6号機からパチンコに移った人が、射幸性に煽られて破綻することを危惧する。何よりも、まだ未来がある若い人たちが目先の金に釣られパチンコを続けることによって、知らず知らずのうちにギャンブル依存症に罹患してしまうのではないかと憂慮してしまう。

依存症体験記
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