消費者金融と銀行での借金 「ギャンブル依存症体験記 第7話】

https://ganbulingaddiction.com/2021/07/13/story7/依存症体験記

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私と友人は、某メガバンクで働く学生時代の先輩に借金について相談をしました。

ギャンブルで借金をするという、何とも恥ずかしい気持ちもありましたが、学生時代にお世話になった信頼できる先輩だったので、包み隠さず状況を話すことができました。

後々分かったことだが、実はこの先輩自身も当時、ギャンブルによって多額の借金をしていた。不思議と同じような人間は交わる…。

先輩は親身になって話を聞き、ギャンブルをやめるよう必死に諭してくれました。
また、消費者金融はグレーゾーンの利息を取っており(当時)、今まで借金した事が無い人間が初めに消費者金融に手を出すことが如何に愚かなのかを教えてくれたのです。

当時の消費者金融の利息率は、28%と恐ろしい利率です。

単純に100万借りると年間28万の利息がつく。
月々の返済で元本を減らせば利息も減るのですが、これがなかなか難しいという状態でした。

いくつもの銀行などから借金をしている人間が消費者金融に行くならは分かるが、そういった債務が無い人間が初めから消費者金融で金を借りるのは、愚の骨頂であることをそこで初めて知ったのです。

先輩からは、銀行カードローンの申請のやり方などを聞き、その後、利息が低い銀行2社から無事に100万を借りることができて、某大手消費者金融での借金を完済することができました。

銀行の利息率は2社それぞれ4%と8%だったと記憶しています…。
その後、毎月の借金返済額が極端に軽減され、生活が楽になったのです。
本来なら、ここからやり直せば良かったはずだし、そうしなければならないはずでした。

もはや、金銭感覚が麻痺し、ギャンブル依存になっている人間には、根本解決の他、成す術がないと思うです。

銀行2社からの100万の満額融資…
銀行からは借りれない…
処分しなかった消費者金融のカード…

私は新たな深みへと嵌っていきました。

完済した消費者金融から新たな借金を始めたのです。

どうしてもパチンコ・スロットが止めれませんでした。
スロットでいえば、4号機の爆裂マシーンという機種が世間を賑わせていました。
「獣王」「吉宗」「北斗の拳」「サラリーマン金太郎」など。
僅か1時間で3000枚~5000枚が出た時代です。
金額にすれば1時間で6万~10万が手に入ったのです。

仕事終わりの時間からでも所謂『万枚』20万の換金が夢見れた時代です。
プロが一番多くいた時代と言われていて、スロットで生活している人間もいたのです。
遊戯者も多く、パチンコ屋には夕方には多くのサラリーマンがいました。

その後も、仕事終わりのパチンコ・スロットはやめれず、消費者金融での借金は増えていく一方でした。

この頃には、誰にも相談できず、一人で抱え、悩み、苦しみ、自己嫌悪と「今からでもやり直おそう」という決意の繰り返しの日々でした。

私はパチンコ・スロットでの負け癖は、それにとどまらず、人生の負け癖までも自己に落とし込まれるようになると考えます。

そんな日々の中、職場で人事発令があり、私は「外勤」をする営業職に配属転換する事になりました…

依存症体験記
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