自分の軽自動車に放火したとして、埼玉県警吉川署は26日、自己所有建造物等以外放火容疑で三郷市高州1丁目の自称会社員の男(51)を逮捕した。
逮捕容疑は25日午後6時ごろ、吉川市南広島のパチンコ店「デルパラ2吉川店」の駐車場に駐車した軽自動車に放火し、付近の家屋に延焼させる恐れのある危険な状態を発生させた疑い。軽自動車は全焼。類焼、けが人はなかった。
同署によると、男は「ごもっともです。弁解の余地はありません」などと供述し、容疑を認めている。
埼玉新聞(2023年11月27日)
この事件の容疑者の動機が気になるところです。
今年に入っては、神奈川県厚木市にある「マルハン厚木北店」の立体駐車場で大規模火災があり、152台もの車両が焼損する事案がありました。
マルハン厚木北店での大規模火災が事故だったのか事件だったかの詳細は調査中のようですが、こういった事案に影響されて犯行に及んだのであれば、益々パチンコ店に足を運ぶ客は減っていくでしょう。
「パチンコ・パチスロに負けた腹いせ」という動機の事件が多すぎて、おちおちパチンコなど打っていられないという顧客心理が働くからです。
また、マルハン厚木北店での大規模火災でも改めて分かったことですが、パチンコ店の駐車場で火災などがあり、自分の車が全焼したとしても、個人で車両保険などに加入していなければ補償はされないという現実があることも怖さを感じます。
本事件では容疑者が自分の車に火をつけていることから、「死なば諸」「やけっぱち」という心理状態だったことも想像でき、過去に起きたパチンコ関連事件である「城門突破」にも類似する捨て身の犯行を彷彿とさせます。
類焼やケガ人はなかったという事で、被害は最小限に食い止められたようですが、大規模火災に発展した可能性も十分あったでしょう。
経済不況、物価高、パチンコ業界衰退、連日報道されるパチンコ関連事件を鑑みても、もうパチンコなどを打ってる場合ではなく、いち早く引退されることを強くおすすめします。
空が赤くなる前に…。
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