【前回の内容はこちら↓】
私がまだ仕事も休まず元気だった頃、パチプロやスロプロに憧れていた。
好きなパチンコやパチスロで生活できるなんて羨ましいと思っていたのだ。
朝から晩まで仕事の事を気にせず、パチンコやパチスロに夢中になれるなんて、どれほど幸せなことだろうと、極めて単純な発想だった。
名波誠著「パチスロひとり旅」という漫画があったが、あの影響も大きかったのだと思う。
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比較的単独行動が好きな私は、車で全国のパチンコ屋を旅してみたいと本気で思っていたのだ。
そこには、パチンコやパチスロで生活することが、どれほど大きな苦痛が伴い、得るものと同時に失う物の大きさを想像できない短絡的思考があったのだと思う。
現に私は、某大手掲示板で「仕事を辞めてパチプロになりたい」と書き込むことがあった。
すると、プロらしき人物からレスがあり、「正社員でその年収があるなら、こんな生活を目指しちゃいけない」と真面目に諭されることがあった。
真面目なレスがあった事にも驚いたが、その文章の行間からは何か心に響くような訴えかけが感じられ、無謀な挑戦はどうにか思い留まることができた。
話が逸れてしまったが、私は休職したこの1年間で、ほぼ毎日パチンコ・パチスロを打ち、それで生活費を稼いだわけではないが、思いかけず念願の目標を達成することになったのだ。
ただ、私はこの1年間でとても大きなものを失うことになる。
自由な時間を手に入れたことによって、後々、大きな代償を支払うことになるのだ。
そもそも、何の後ろ盾もない中でパチンコやパチスロで生活する人間と、私のように中途半端な状態でパチンコやパチスロで稼ごうという人間との腹の決まり方や崖っぶちに立たされている覚悟のようなものは断然違っていたのだろう。
必死でパチンコやパチスロを勉強する努力も足りなければ、簡単に妥協して打ってしまう甘え、そして我慢することの忍耐力も兼ね揃えていなかった。
※これ以降の記事には、その頃のパチンコ・パチスロの画像を使用しますので、射幸心を煽る可能性やフラッシュバックを引き起こす可能性もあるので、ご注意ください。
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