パチンコ掲示板にヘイトスピーチが羅列【ギャンブル依存症体験記 第41話】

https://ganbulingaddiction.com/2021/11/22/story41/(新しいタブで開く)依存症体験記

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【前回の内容はこちら↓】

パチンコ・パチスロ掲示板を閲覧していると、あらん限りの罵詈雑言、ヘイトスピーチが書き込まれている。

「そこまで言うか…。」

という言葉の数々。

パチンコ屋への不満やパチンコ台、パチスロ台への不満に留まらず、ついには、そのパチンコ店の店員の名前らしき物が晒され辱しめられている事もある。

客同士であだ名を付け罵り合い、スロパチ生活者は晒されクズ扱い。出所不明の噂話で他人を傷つける言葉の数々。

「どうなってんだこの世界は…。」

とパチンコ屋に出入しない人は思うことだろう。だが、掲示板に書き込まないだけで、私もそういった感情を抱いた事があるので、文句を言う人間の心理というか、気持ちはわかる。

ここまで感情的になるのは、まぎれもなくギャンブルだからであり、本当のアミューズメントやエンターテイメントならばここまでヘイトスピーチが並ぶわけもない。

例えば、本当のアミューズメントである「東京ディズニーランド」に行き、ミッキーマウスに会えなかったからといって掲示板に文句を書き込むだろうか。スタッフの態度が悪いからといって、わざわざ掲示板に文句を書き込むだろうか。極まれにそういった文句が書き込まれていたとしても、連日文句が書き込まれるパチンコ掲示板の比ではないであろう。

「ゲームセンター」を比較してもいい。ゲームセンターのコインゲームで当たりを引けないからといって文句を書き込むだろうか。スタッフの態度が悪いといって、わざわざ掲示板に文句を書き込むだろうか。

やはり、パチンコ・パチスロはギャンブルなのだ。賭博なのだ。業界は反感を買わないように、アミューズメント、エンターテインメントというオブラートに包まれた言葉に置き換えようとするが、どう考えても人間の感情が剝き出しになるギャンブルなのだ。

アミューズメント、エンターテインメントという言葉と三店方式で法の抜け穴を突いていくならば、この際、国はパチンコ・パチスロをギャンブルと認め、厳格なルール設定に関与してほしとすら考える。

ルール設定として、レートは1パチ以下、5スロ以下。光量、音量、効果音、振動に科学的根拠に基づいた基準を設定。出玉規制など。

パチンコ・パチスロで生活をしようと思わせる程の射幸性や、現実にスロパチ生活者が存在する様な仕組み自体が国益を損なっていると思うのだ。ある業界人が「パチンコ・パチスロが社会不適合者のセーフティーネットになっている面がある」と述べられていたが、私はそう思わない。

私は社会不適合者に近いものがある、働かないでパチンコ・パチスロに没頭していた時期もあるが、勝っている時も負けている時も心は満たされなかった。あるパチプロの方が「パチプロは幸せにはなれない」と言っていたが、本当にそうなのだと思う。

「誰かの支えになっている」と僅かながらにも感じれる時、人間は幸せを感じるのではないだろうか。そういった観点から見れば、パチンコ・パチスロというギャンブルのみで生活すること、それだけに没頭する事は、人間として存在する幸せを感じられないのだと思うだ。

日本国の本当のセーフティーネットは、憲法で保障された生存権を軸に法律で定められているのだから、社会不適合者という存在があるとするなら、その権利を行使すればいい。何よりも、社会不適合者という存在があるとするなら、そのセーフティーネットはパチンコ・パチスロではなく、人間が触れ合うコミニュティであると感じている。

依存症体験記
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