うつ病とギャンブル依存【ギャンブル依存症体験記 第17話】

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うつ状態と診断された私は、医師から二週間の休養を命じられました。

本来なら仕事に穴をあけ、この先を考えると不安に襲われるはずなのだが、その時の私の心境としては、安堵のほうが強かったと記憶しています。

上司達のパワハラに耐えるのも限界にきていたのと、仕事のオーバワークも堪えていたからです。
そして、一度切れた緊張の糸を修復したいという思いもありました…。

しかし、恐ろしいことにそれよりも強い感情は、休みの間、パチンコ・パチスロを好きなだけ打てるという喜びだったのです。

それからは、他の事にはやる気が起きないのに、パチンコ・パチスロだけには気持ちが上がる状態になり、翌日から私は、車でパチンコ・パチスロを打ちに行くようになりました。

朝からパチンコMAX機のCR仮面ライダーに向かい合い、何の縛りも無い中で夕方まで思う存分打ちました。

その時は、有給休暇を使い会社を休んでいましたが、きっと上司達は、私が倒れた事に高笑いしていただろうと思います。

その後、二週間が経過しましたが、私の状態は改善されませんでした。
医師からは、しっかり休養してから復帰した方が良いと話があり、さらに2ヶ月の休養を取ることになりました。

確かにパチンコ・パチスロをやる以外は何もやる気が起きませんでした。
何も思考できないが、パチンコ・パチスロは何も考えずに座っているだけで、全てを忘れさせてくれる。
その居心地が何物も代えがたく心地よかったのです…。

毎日のように、CR花の慶次、CRガロ、CR仮面ライダーを打ち続けました。

たかだか、1,000円で13回も回らないパチンコに金と時間を費やしたのです。

2ヶ月が過ぎる頃、会社から連絡があり面談の要請がありました。

久しぶりに所属の上司達と対面したのです。
会うまでは沈鬱な気分でありましたが、その場に人事部長がいることに些か救われる状況ではありました。

そして、会社から告げられた言葉は部署異動の宣告だったのです。

「お客を扱う部署では休まれると問題があけるので、それ以外の部署にいってもらう」

その時の上司達のほくそ笑む顔は今でも忘れることはできません。
うまくいった。
潰すことができた。
要らない奴が消える。

そんな心の声が聴こえてくるようでした。

私はどうにでも慣れという心境でした。
私は仕事中にパチンコ・パチスロを興じるような不真面目な社員ではあったが、命じられたミッションは成功させてきた自負があり、「やれるもんなら他の奴がやってみろ!」という気持ちだったのです。

部署異動のタイミングで復職した私は、新しい仕事に従事するわけでしたが、そこで待っていた業務は単純作業でした。
いつかの時のように、また局面を繰り返しているのです…。

問題だったのは、会社のコンプライアンスや社内規定が脆弱で病気になった人間にやさしくない会社だった事です。
私以外の社員でも、脳疾患や心臓疾患で休職した社員にも冷遇するような、時代遅れの会社だったのです。

鬱屈した毎日を過ごしていた私でしたが、夏ごろになると私は新たな行動に出てしまうのです…。

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