大学へ入学するのだが… 【ギャンブル依存症体験記 第3話】

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予備校時代にもパチンコ・スロットにのめり込んだ私だったが、何とか希望の大学に入学することができました。

自宅からは離れた大学であったので、アパートを借りて、そこから通学する予定でしたが、偶然にも兄がその付近に一人暮らししていた為、そこの住まいに居候させてもらうことになりました。

桜が良いころ合いで散るような日に入学式を終え、気持ちも新たに大学生活がスタート。キャンパスでの仲間も次第に増えたのですが、私の周りには不思議にもスポーツ推薦で入学したきた、アドレナリンとドーパミンで仕上がったような猛者が集まっていました…。そんな仲間とも「わいわい」やりながら大学生活を満喫しましたが、問題が一つだけありました。それは生活費の管理という私にとっては難題だったのです。

私の生活費は月末に兄から6万を現金でもらうことになっていて、その資金で一カ月の生活費を賄うというものでした。親からではなく、兄からというのは、兄が車の購入費を親に立て替えてもらっていたからという理由で、親への返済代金が自分に渡ってくるというのは、

「お前!貰いすぎだよ!」

という兄の小言に繋がる訳で、私としては非常に貰いづらい、時には催促しづらい環境だった事はご理解いただけると思います。

それはさておき、問題はお金の管理というものでした。

高校時代にバイト経験はあるし、これぐらいの現金はもったことはあるが、苦労せずに現金を手にすると人は理性を失うのかもしれません。ましてや、ギャンブル脳に支配されつつある私です。しばらくは、新入学・新生活の緊張感もあって、親からの仕送りと言うべき生活費を大切に使っていましたが、やがて、その足はパチンコ屋へ向いて行ってしまいました。

駅前のパチンコ屋へバスで向かったり、自宅から徒歩3キロのパチンコ屋へ歩いて行ったり、パチンコやスロットで勝っているわけでもないのに、生活費をかけて勝負をするような行為を度々、繰り返していました。当時は、「CR大工の源さん」や「CRドラゴン伝説」などが流行っていて、スロットでは裏物があったり、知識があり目押しが出来れば勝てた「クランキーコンドル」があった時期です。

しかし、私には知識も腕もそして、負けに耐えうるだけの資金もありませんでした。何度も首をもたげて家路に着いたは分かりません。交通費さえ失い、長い距離を歩いて帰ったこともあります。

そして、忘れもしない大学1年の夏。夏休みに実家に帰っていた私は、ふとパチンコ雑誌の広告欄を目にしました。そこには『お金貸します。100万迄』と。

気付けば、公衆電話から金融会社に電話をかける自分がいました。この頃の雑誌に掲載される金融会社はほぼほぼブラックです。つまり「高利貸し」です。無知な私はこの高利貸しの金融会社に融資の電話をしていたのです。

私

すみません。融資をうけたいのですが…○○と申します…。

受付女性
受付女性

○○さん?ちょっとお待ちください…

怖い兄さん
怖い兄さん

もしもし!!○○さん!おい!今どこいんだよ!!

私

……(汗)……ガシャ。

何を間違えたか、私が名前を名乗ると他の契約者と間違えたらしく、恐い兄さんが電話口に出て、恐ろしいほどの迫力で捲し立てられてのです。酒にやられたその世界の独特の声質と言葉遣いと迫力。お金を借りようとする後ろめたさもあったのか、その瞬間、鳥肌が立ち、とんでもないところに電話をしたことを覚り、電話をきりました。

本当はそこで事なきを得て、守られたはずでした。私が元来備わり持っている「執着心」がなければ、そこで終わるはずだったのです。

私が次に足を向けていたのは、今は倒産をした某大手消費者金融でした。

※不運なことにこの消費者金融を選んだことを後々、後悔することになる。

受付で綺麗な女性に融資を申し込むと、学生の私でもすぐに10万の融資枠を設けてもらいました。

大手受付女性
大手受付女性

友達と飲みに行く時など気軽に使ってくださいね♪

受付の女性はそう明るく言っていました。

「そんなものなのか…。世の中は…。みんな、そうしてんだな。」と思った私は世間知らずの何物でもありませんでした。当初、2~3万円借りるつもりが、女性社員の言われるがまま、融資限度の10万円を手にすると、自分の金が手に入ったような錯覚を抱いたままパチンコ屋に向かいました。

悪運が強いのか、それとも私を守ろうとする働きなのか、そこでも不思議と「CR大工の源さん」で18万円ほどの金を手にし、最悪な事態は免れることになるのです。

そこで、普通の正常な人間なら、消費者金融に10万を返すのでしょうが、「借りたその日に返すのも何か悪いな」みたいな言い訳を自分の中でして、利息のことも考えずに月々の返済で完済しようと考えたのです。

しかし、20万円以上を手にした私は、ギャンブルに支配され、さらなる深い欲へと転がっていったのです。

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