遊技人口180万人減少。効果音、光量、振動がギャンブル依存に影響している【ギャンブル依存症体験記 第38話】

https://ganbulingaddiction.com/2021/11/16/story38/依存症体験記

当サイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています

【前回の内容はこちら↓】

レジャー白書2021によると、2020年のパチンコ・パチスロ遊技人口は710万人とのこと。

また、2019年よりも180万人の遊技人口が減少しているとの調査報告がされている。

いうまでもなく、2020年はコロナ禍であったから、パチンコ店の休業やユーザーが人混みを避ける要因から遊技人口の大きな減少に繋がったことは間違いない。

しかしながら、パチンコ・パチスロの遊技人口が減少しているのは今に始まった事ではなく、平成元年の3000万人から徐々に減少している。

この30数年の間に、バブル崩壊、阪神淡路大震災、リーマンショック、東北大地震など、日本経済にとっては良くない出来事もあり、経済成長が停滞し、日本人がギャンブルに使えるお金も減少していった事も勿論分かる。

しかし、この影響だけとは言いがたい。

庶民の娯楽とはかけ離れたギャンブル性や射幸性がパチンコ・パチスロに付け加えられていったと感じるのだ。

高校生の頃からパチンコ屋に出入していた私としては、年々、そのパチンコ・パチスロの筐体が変化していき、必要以上の効果音、光量、演出に戸惑いを感じていた。

例えば、効果音についていえば、その音を聞いただけで「気持ちいい」と感じてしまう自分がいたのだ。半日もパチンコ屋に居れば、自宅に帰ってからでもその音が空耳のように聞こえる事だってあった。

一説によれば、パチンコメーカーは人間が「気持ちいい」と感じる効果音を研究し開発しているそうだ。また、その効果音はより依存性が高くなるように開発されているとも聞いたことがある。

いずれにしても、30年近くパチンコ・パチスロに依存してきた私の体感では、ギャンブル性もさることながら、効果音、光量、演出、筐体からの振動がギャンブル依存に影響していた事を強く感じる。

それらが自分の脳に悪影響を与えていたということである。私はパチンコ・パチスロに規制をかけるのなら、こういった効果音、光量、振動にもある程度の規制をかける必要があると思っている。

その為には、科学的にこういったものが人体にどう影響するかを調査する機関が必要で、暗黙の了解で換金を許している国か、あるいはパチンコに反対をする団体が動いてくれる他ない。

私は新台入れ替えの早さにも違和感を覚えていた。

好きだった機種が短い期間で撤去されてり、誰も座らない機種が長く置かれていたり、「何をそこまで頻繁に機種を入れ替えるのか?」という疑問。

店の事情もあるだろうが、いわゆる「大人の事情」というメーカーとパチンコ店の事情が、ユーザー目線ではないのだろう。

ユーザーが求めていない供給がそこには存在している。

その入れ替え費用のために、客は懐を痛ませていく。遊技人口が減少していく中でもユーザー目線ではない新台入替は続き、ユーザー個人あたりの負担は増加する一方。

本当にパチンコ・パチスロを心から楽しんでいる人達はどれくらいいるのだろう。

多くのユーザーは、パチンコ・パチスロ依存症に罹患している事に気付かないまま、いや、気づいていてもどうする事も出来ず、パチンコ屋に足を運ぶことを繰り返す。

依存症体験記
スポンサーリンク
面白かったらシェアおねがいします!
versusをフォローする
ギャンブル依存症体験記と動画紹介ブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました