全国各地で事務所荒らしなどを繰り返したとして、福岡県警は26日、44歳の無職の男を逮捕、送検したと発表しました。
男は「捕まるまで盗みをして生活していくつもりだった」などと話しているということです。
警察によりますと、住所不定・無職のI被告(44)は去年7月、太宰府市の駐車場で普通乗用車を盗んだなどとして、去年9月に逮捕されました。
その後の調べで、I被告が去年7月から9月までの間、鹿児島から群馬まで全国各地で事務所荒らしや自転車盗などあわせて40件の犯行を繰り返していたことが分かりました。被害総額はおよそ376万円相当にのぼるということです。
I被告は去年7月7日、滞在していた鹿児島県内の施設から行方不明になって以降、車や自転車を盗んでは九州・中国・関東地方へと北上し、現金などを盗んでいたとみられています。
警察は、このうち12件について福岡地検に送致し、いずれも起訴されています。
警察の調べに対し、I被告は「捕まるまで全国各地で盗みをして、生活していくつもりだった。生活費やパチンコ代のために盗んでいた」などと供述し、容疑を認めているということです。
九州朝日放送(2024年2月26日)
盗みさえしていなければ、全国各地をまわるパチスロ一人旅といったところでしょうが、そうではないようです。
パチンコ・パチスロユーザーの中には「ぱちんこ」で生計を立てている人も存在しますが、被告は盗みを繰り返していることから、パチプロ・スロプロではなかったのでしょう。
パチンコ・パチスロが打ちたいが為に失業したり、貧困に陥ったり、犯罪に手を染めてしまう状態はギャンブル依存症を患っている可能性が高いと思われます。
懲役に行った場合、否が応でもパチンコ・パチスロからは離れられますから、その間にギャンブル脳から解放され少しづつ正常な思考に戻ってくるでしょう。
私は数カ月間の入院生活でギャンブルから解放され、正常な感覚を取り戻す経験をしています。
大切なのは「スリップ」(再びギャンブルをしてしまうこと)の危険があることを認識することです。
ギャンブル依存症は完治がなく、一生抱えながら生きて行く病気ですから、被告は罪を償い、再び同じ過ちを犯さないためにも、もう一度人生をやり直すためにも、ギャンブル依存症回復プログラムを受けることを切に願うものです。
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