2023年10月14日、RKB毎日放送の報道です。
※報道では実名表記ですが、当サイトではイニシャルに変更しています。
福岡県北九州市八幡東区の自宅に当時95歳の母親の遺体を放置し遺棄した疑いで、72歳の女が逮捕されました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは北九州市八幡東区荒手の無職・S容疑者、72歳です。
S容疑者は今年7月ごろに同居していた当時95歳の母親・Yさんが亡くなっているのを知りながら、今月6日午後5時ごろまで遺体を放置し遺棄した疑いが持たれています。
警察によりますと町内会のメンバー2人がYさんの姿をしばらく見かけないことを不審に思って今月6日に自宅を訪れたところ、部屋の中で亡くなっているYさんを見つけました。
当時、家に鍵はかかっておらず、S容疑者は家にはいなかったということです。事情を聞こうと警察がS容疑者を探していたところ、約1週間後の14日昼頃、福岡市内のパチンコ店で遊戯しているS容疑者を見つけました。
S容疑者は「母親の遺体を放置したのは間違いない」と容疑を認めています。解剖の結果、亡くなったのは今年7月ごろですが、死因は分かっていません。警察がS容疑者に話を聞くなどして詳しく調べています。
RKB毎日放送
母親の遺体を3カ月もの間遺棄し、そして最終的にはパチンコ店で容疑者が発見される…
過去には同じような事件が幾たびも起きています。
捜査段階であり動機やいきさつなどは不明ですが、過去の事件も鑑みれば、容疑者もまた母親への怨恨などではなく、パチンコ・パチスロ依存症が原因だと推察します。
パチンコ依存症になれば、何をおいてもパチンコが第一優先となり生活は乱れていきます。
パチンコ・パチスロによって多重債務などの金銭的問題も生じていき、パチンコ・パチスロがやめたいのにやめられない、金銭的問題もある、悩みを忘れるためにパチンコ・パチスロを打つという地獄のループに陥ることもあるのです。
容疑者が金銭的問題も抱えていたのならば、母親の年金が止まることを恐れての遺体遺棄だった可能性も考えられます。
そして、その金銭もパチンコが打ちたいがためのものと繋がります。
いずれにしても、母親の遺体を遺棄しパチンコ店で発見されるわけですから、報道に取り上げられるほどの常軌を逸した行動なのだと思います。
しかしながら、ギャンブル依存症という病気は、こういった事を引き起こすほどの異常性があることをギャンブル依存症当事者はよく理解しています。
今一度、ギャンブル依存症対策基本法にあるとおり、国民の責務として一人でも多くの人がギャンブル依存症に関心をもち、ギャンブル大国といわれる日本の行き先を案じて、特に大義がないパチンコ・パチスロへはその必要性へのジャッジを下してくだれることを切に願うものです。
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