鹿児島市与次郎1丁目のパチンコ店「D-LINE」を運営する鹿児島市の山司(やまつかさ)が、鹿児島地裁に破産手続き開始の申し立てをした。28日付。負債総額は5億5600万円。
東京商工リサーチ鹿児島支店によると、同社は2005年設立。前身となる第五富士(1964年設立)から2006年に事業を引き継いだ。第五富士時代の1993年には市内9店舗で約157億円を売り上げた。
21年に騎射場店、22年に田上店を閉店し、与次郎店だけが9月27日まで営業していた。法改正に伴う遊技機の入れ替え費用や新型コロナウイルスの感染拡大による集客の減少で業績が悪化していた。
南日本新聞社
報道にあるとおり、「法改正に伴う遊技機の入れ替え費用や新型コロナウイルスの感染拡大」がダメ押しになった感は否めません。
しかしながら、全国パチンコ店閉店ラッシュはその数年前から起きていたことも事実であり、遊技人口が減少していった要因としては、パチンコ・パチスロユーザーの資金がもたなくなるような、機械を作り続け、そのパチンコ機・パチスロ機を「機歴販売」で売り続けたメーカーの責任もあると考えます。
また、運営側であるパチンコホールも「煽りに煽って回収」をやり続けた代償だと思われます。
真っ先にパチンコ・パチスロをやめていったのは、「エンジョイ勢」であり、楽しむためにパチンコホールに訪れたのに、後ろに張り付かれたり、情弱だと馬鹿にされたり、ホール店員からはもっと金を使うように促されたりで、とても居心地が悪かったのでしょう。
パチンコ業界は離れた層に向けた、パチンコ機・パチスロ機を開発して再起を図ろうとしているようですが、問題点は別のところにあるのですから、大した効果は得られないでしょう。
スマスロ北斗の拳でユーザーが戻って来たと大騒ぎしていた業界関係者がいましたが、とんだ見当違いだと思われます。
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