パチンコに行ってる間に父親が死亡しそのまま放置…42歳の男が逮捕、問題の本質はパチンコというギャンブル

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2023年4月25日、MBSニュースの報道です。
※報道では実名表記ですが、当サイトではイニシャルに変更しています。

奈良県大和郡山市で75歳の父親が死亡したのにそのまま放置したなどとして42歳の男が逮捕されました。

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは奈良県大和郡山市の無職・K容疑者(42)です。

警察によりますとK容疑者は今年2月下旬ごろ、同居していた父親のYさん(当時75)が自宅の布団の中で死亡していたことに気付いたにもかかわらず、放置し遺棄した疑いが持たれています。

別の場所で暮らしているK容疑者の姉が、父親に電話しても繋がらないことから3月6日に家を訪れたところ死亡している父親のYさんを見つけ、K容疑者の行方がわからなくなっていることから警察に通報しました。

K容疑者は父親の死亡後、行方がわからなくなっていましたが、京都府内の警察施設に24日「お金がなくなった」「水が欲しい」と助けを求めたところ、逮捕されました。

警察の調べに対しK容疑者は「放置したことに間違いありません」と容疑を認めていて、「パチンコに行っている時に父親が亡くなっていたので、姉にバレると責められると思った」と供述しているということです。

K容疑者は父親と2人暮らしをしていたということで警察は父親が死亡した経緯などについて詳しく捜査しています。

MBSニュース

この報道をみて、容疑者のパチンコに関わる問題が日頃よりあったのではないかと感じます。家族の間でも問題となっていて、例えば容疑者は家族から「パチンコをやめなさい」「パチンコに行くな」と言われていたのではないでしょうか…。

そう仮定すれば、容疑者の「パチンコに行っている時に父親が亡くなっていたので、姉にバレると責められると思った」という証言が腑に落ちます。

たまにパチンコに行く程度の人であれば、パチンコに行っていたとしても「外出していた」という事で家族からそこまで追及されるとは思えません。また、父親が目も離せない程の状態であれば、普通の人であればパチンコに行くという選択肢は無いと思います。

そこから考えられるのは、やはり容疑者はパチンコ依存症であり、度々家族からも注意されていたのではないかという事です。

パチンコ依存症は公的保険適用のれっきとした病気です。

そして、パチンコ依存症になればパチンコがやりたいが為に常軌を逸した行動を取る可能性が高まります。(ギャンブル依存症対策基本法

たとえ、高齢の父親を一人にしてはいけないという状況であっても、パチンコに行きたい衝動は抑えることができない可能性は十分あるのです。

連日報道されるパチンコ関連事件からみても、問題の本質はギャンブル依存症であり、この病気の根源であるパチンコ・パチスロに対して根本的に見直しを行わなければ問題解決に至らないと思うのです。

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