パチンコ店で客の財布を置引したとして、兵庫県警兵庫署は2日、窃盗の疑いで、神戸市兵庫区に住む無職の男(91)を逮捕した。調べに容疑を認めているという。
逮捕容疑は4月25日午前10時40分ごろ、同市兵庫区新開地2のパチンコ店で、客の男性(39)がパチンコ台に置いていた財布(現金約3万8千円など在中)を盗んだ疑い。
同署によると、財布に入っていたカード類に不正利用の形跡はなかった。防犯カメラの映像などから男が浮上したという。
神戸新聞NEXT(2025年5月3日)
神戸市兵庫区新開地2にあるパチンコ店は『A TIME』『Super D’STATION39』の2店舗ですので、事件があったパチンコ店はこのどちらかだと思われます。
人生の晩年にパチンコ店で他人の財布を窃盗してしまう…これほど悲しいことはありません。しかしながら、パチンコ店という場所はギャンブルをする場所であり、多くのユーザーは金銭的に余裕があるとは言い難いと思われます。
というのも、パチンコ業界自体が衰退をしており、遊技人口が減少の一途を辿っている現状にあっては、パチンコ・パチスロメーカーは株式を上場している以上、より多くの利益を追求するため、これまでよりも、より高く・より多く機械を売るだろうし、パチンコ店はその経費を回収するため、少なくなったユーザーから、より多く金銭を巻き上げる施策を講じるのは当然です。
つまり、ユーザーは過去のように適度にギャンブルができる環境にめぐり合うことは困難であり、ヘビーユーザーともなれば、過去最高といってよいほどの金銭を失う可能性が高いわけです。
このほど逮捕された容疑者は、きっとパチンコ・パチスロによって経済的困窮に陥り、パチンコ・パチスロが打ちたいが為に犯行に及んだのではないでしょうか…。こういったパチンコ店での窃盗事件は枚挙に暇がありませんが、効果的なギャンブル依存症対策も講じず、ギャンブルリテラシーを高める教育を実施しておらず、射幸を煽る演出を大々的に行っているパチンコ業界がある限り、決してなくなることもない事象だと感じざるを得ません。
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