4月、北海道函館市のパチンコ店で、48歳の女性客のスロットメダルを盗んだとして、19歳の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、函館市に住む19歳の会社員の男です。男は4月4日午後3時半ごろ、函館市港町2丁目のパチンコ店で48歳の女性客が使用していたスロットメダル(貸出価格合計1万4391円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
警察は、スロットメダルをどこに置いていたかなど、盗まれた詳しい状況は明らかにしていません。被害に気づいた女性客からの通報を受けて、警察は防犯カメラなどの捜査から男を割り出し、事件からおよそ2か月後の5日、容疑が固まったとして男を逮捕しました。
取り調べに対し、男は「遊ぶ金が欲しかった」と話し、容疑を認めているということです。警察は、男の動機や余罪の有無について調べています。
HBC北海道放送(2024年6月6日)
函館市港町2丁目にあるパチンコ店は『マルハン函館港店』(北海道函館市港町2丁目12−22)ですので、事件があったパチンコ店はこの店舗だと思われます。
盗んだメダルが「貸出価格合計1万4391円相当」とのことですので、700枚以上のメダルをごっそり盗んだことになります。疑問は、この盗んだメダルを換金できたのか?ですが、仮に換金できたのであれば、計数機に持って行った段階、あるいは自動計数機であれば、男が計数機に入れた段階で異常に気づくはずです。
最大手のパチンコチェーンですから、設備機器も整っていると思われますし、計数機に台番号を入力しホールコンを通して出玉の誤差がないかを確認できるタイプではないでしょうか。本来は盗んだ700枚近くのメダルがどこの台から出たものかを確認できなければ交換できないはずです。
仮に、被害にあった女性の台から箱ごと盗み、計数機に持って行ったとすれば交換できるでしょうが、そうなると従業員はホール内の顧客管理を怠っていたことになります。もちろん、犯罪をする人間が悪いのですが、パチンコホール内では盗難や盗撮は日常茶飯事ですので、少々警戒が甘いのではないでしょうか…。
さらにいえば、マルハングループは「顔認証システムを導入してお客様をお名前でお呼びしたい」というビジョンを掲げています。
しかしながら、本件のような犯罪を未然に防ぐ設備投資の方がよっぽど顧客の為になるのではないでしょうか。
いずれにしても、容疑者は19歳という再起できる年齢ですから、罪を償った上で今後は二度とギャンブルに関わらないことを切に願うものです。ギャンブルで金を掴んだ人はいても、幸せになった人はいない、これが極めたプロとどん底のギャンブル依存症者の共通して口にする言葉です。
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