おととし10月、札幌市内のパチンコ店で、男性客から財布を盗み、遊戯客の男性の財布を盗んだ後、被害に気づいた男性客を突き飛ばすなど暴行を加えたとして51歳の男が逮捕されました。
事後強盗の疑いで逮捕されたのは、北見市とん田東町の無職、H容疑者51歳です。H容疑者は、おととし10月8日午後3時半頃、札幌市中央区にあるパチンコ店で、29歳の男性客の財布を盗み、被害に気づいた男性を突き飛ばして逃走した疑いが持たれています。
被害にあった男性に、けがはありません。財布には、現金約5万円やカード等が入っていました。
男性からの通報を受けた警察は、店の防犯カメラなどをもとにH容疑者を割り出し、事件から約1年3か月経った1日、北見市内で逮捕しました。
取り調べに対し、H容疑者は「間違いない。お金がなくて生活に困っていた」と話し、容疑を認めているということです。
警察によりますと、H容疑者はかつて札幌市内に居住し土地勘があったということで、警察は、当時の状況を調べています。
HBC北海道放送(2024年2月2日)
51歳の容疑者は財布を奪った上、29歳の被害者を突き飛ばして逃げ切ってたわけですから、中年男性としてはかなりの体力と脚力があったのではないでしょうか…。
これまでのパチンコ店での窃盗事件を見ると、被害者がすぐに気づいた場合、犯人が被害者に取り押さえられるか、店員などに取り押さえられるケースが多いという印象です。
倍以上の年齢差をものともせず、振り切ってパチンコ店から逃走していのですから驚くものがあります。
あるいは、「火事場の馬鹿力」的な、どうしてもその金が必要で思わぬ力を発揮した可能性も考えられます。
では、何のために犯罪に手を染めてまでその金が欲しかったのか。
仮に、容疑者が逮捕された場所が「北見市内のパチンコ店」であった場合、その答えは容易に想像がつきます。
それは、これまで多くのパチンコ関連事件の容疑者が何度も口にしてきた「パチンコ・パチスロを打つため」という動機です。
報道では北見市内とまでしか明かされていませんので、想像の域は出ませんが、札幌市で起こった窃盗事件の犯人を、北見市の街中で警察が発見する何てことはあるのでしょうか?
無くは無いとは思いますが、北海道警の捜査能力が凄まじすぎる…別件で逮捕されて余罪として出てきたのならば理解できますが…
いや、何かを疑っているわけではなく、「パチンコ店で逮捕」ならば理解が追い付くというか、パチンコ店の防犯カメラ映像は犯罪などがあった場合、システム上全国のパチンコ店で共有可能のようなので、パチンコ店が発見して通報か、警察がパチンコ店を重点的に巡回して逮捕、という流れが現実的に思えてしまうのです。
いずれにしても、容疑者は「お金がなくて生活に困っていた」と供述していことから、困窮するに至った原因がパチンコ・パチスロであるならば、容疑者もまたギャンブル依存症の疑いが強まりますので、罪を償い、ギャンブル依存症相談機関へアクセスすることが賢明だと思います。
ギャンブル依存症を意志の力だけで克服することは、相当難しいでしょう。
適切な場所で、適切な処置をし、適切な環境下で、人の力を借りることが大切です。
そして、自らも苦しんでいる人の支えになれることを実感することが大切だと思います。
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