2023年8月25日、rkbの報道です。
※報道では実名表記ですが当サイトではイニシャルに変更しています。
福岡市のパチンコ店で今月上旬、スロット台に置かれていたメダルを盗んだとして、無職の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職のI容疑者(33)です。I容疑者は今月6日、博多区にあるパチンコ店で、客の男性(38)がスロット台に置いていたメダル約800枚(貸出価格約1万7360円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
男性がトイレから戻ると、スロット台に置いていたメダルが無くなっていたため、警察へ通報。
24日にパチンコ店のスタッフから「メダルを盗んだ犯人に似た男が来店している」と通報があり、警察は防犯カメラの映像などを精査した結果、男を逮捕したということです。
I容疑者は警察の取り調べに対して、「生活費が欲しかった」「メダルは別の店で換金した」などと話し、容疑を認めているということです。
rkb
容疑者は33歳の無職とされていますので、ギャンブル依存症者が陥る「パチンコが原因で失職」というプロセスを辿っていたのでしょうか…。
警察が公表している容疑者の証言で「生活費が欲しかった」とありますので、生活費がなくなるまでパチンコ・パチスロにのめり込んでしまう、ギャンブル依存症の疑いは強いと思われます。
この事件について違和感を感じるのは、
①パチスロのメダル800枚をどのように盗み、どのように店外に持ち運んだのか?
②他店で換金できた謎
の2点です。
①について、メダル800枚を一度に盗むには箱に入れるか、カバンなどに入れるかしかありません。
一般的にパチンコホールは窃盗などの警戒は強いので、メダル800枚を自店の箱以外に入れていれば店員が気づくはずです。箱ごと店外に持ち出したのでしょうか?
いずれにしても、800枚ものメダルを店外に持ち出させているパチンコホールも警戒心が無く、脇が甘いと言わざるを得ません。
また、周りに他の客がいたのであれば、その不審な行動に気づくはずですから、このパチンコホールは客が少なく警戒心もない、客にとって不安な店と言えるかもしれません。
次に②についてですが、例えメダルを店外に持ち出したとしても、他店で換金できたことが謎です。
パチンコホールはその店の玉やメダルしか交換できないのが原則なので、他店に800枚のメダルを持ち込んでも普通は交換できません。メダルにも店の名前が刻印されていたり、デザインが異なります。
考えられるのは、他店で少しづつパチスロ機に入れて使う方法です。
それでも普通は、数枚程度なら店も気づかないと思いますが、800枚も使っていたら気づくはずです。
「あの客は金も入れてないのにメダルを持っている」「800枚の払い出しを受けたわけでもない」と。
つまり、交換・換金できたパチンコホールも警戒心の無い店なのかもしれません。
いずれにしても、容疑者は罪を犯した訳ですから、罪を償い、パチンコ・パチスロから距離を取ることをおすすめします。
パチンコ・パチスロで悩んだらギャンブル依存症相談機関へアクセスすることが大切です。
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