こんにちは。バーサスです。
全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)、どこかで目にした名称かと思います。そうです。パチンコ店で定期的に開催されるパチンコ・パチスロファン感謝デーを主催している組織です。この組織はパチンコホールの組合として構成されています。
私も長い事パチンコ店を出入していましたが、ファン感謝デーの特賞は当てたことはありません。ファン感謝デーとなると、パチンコ店には1等の大型TVや家電製品などが並べられて、「当たればラッキーだな」「当たったら自宅まで送ってくれるのかな」など、妄想にふけっていましたが確率的にもそうそう当たるものでもないのでしょう。
私がよく通っていたお店では嘘か真か、常連客の間で
「どうせ当たりくじ入れてないよ」
「賞品で釣って集客したら、特賞は店員で分けるんだよ」
など噂をされていましたが、真実はどうなのでしょう。
確かに賞品はパチンコ店が組合から購入するシステムのようなので、パチンコチェーンによっては、「余ったら従業員で分けてもいいよ」という太っ腹な法人もあるのではないでしょうか。
ただ、元を辿ればその賞品の経費も結局は客の懐から出ていると考えると、
「感謝デーは当たる確率が低い賞品ではなく、出玉でお願いします」
というパチンコ・パチスロユーザーもいることでしょう。
私も実際、そう思っていました。話が大分逸れてしまいましたが、全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)はその通称ファン感を主催している組織です。
全国のパチンコ店が全て加盟している訳ではなく任意で加盟する組合ということです。
組合ですから加盟しているメリットもあれば、組合で決定された事案については協力をしなければならないというケースも勿論あるのでしょう。
「ファン感」なども本当はやりたくなけどやらざるを得ないというパチンコ店もあるかもしれません。コロナ禍での営業自粛なども組合で話し合われたようです。
また、全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は社会貢献活動を積極的にやっているようです。パチンコのイメージアップの為に組合として積極的に行おうという考え方なのでしょう。
2019年度の報告によると、年間で17億円を拠出しています。そのうち、半分の8.5億円ほどが社会福祉と地域貢献となっています。
金額は開示されていますが、具体的な活動内容は見当たらないので「寄付」という形が多いののではないでしょうか。
また、内訳で暴排という項目があり、4千万円が拠出されてますが「暴排運動」に民間が関われることはなんでしょうか。警察への協力というのが真っ先に頭に浮かびますが、皆さんはどう思いますか?
後は大きな大きなお世話というか、重箱の隅を楊枝でほじくるような事かもしれませんが、「その他」という項目で8千万円ほどが拠出されています。
社会貢献活動に関わった際の経費みたいなものかもしれません…。
まあ、政治資金ではありませんので、一般人がとやかく言うのもお角違い…、ただ、「ああ、私がパンチ店に落とした数千万円の内の僅かでもこういった事に使われているのか…」と思うと気になるのです。
それから、全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)の事業計画には、第二項目にパチンコ・パチスロ依存問題への対応とあります。
私のブログテーマでもあります「ギャンブル依存症」。
この項目の取り組みを本格的に行ってもらいたいと願っています。
私の提案は、ギャンブル依存症を専門とする医師や専門家をオブザーバーに置き、パチンコ・パチスロユーザーには事前に
「ギャンブル依存症者の数字」
「遊技人口から見たパチンコ・パチスロ依存症者の数」
「ギャンブル依存症になる確率」
を告知する義務を課すことだと思っています。
それを承知の上でパチンコ・パチスロに手を出し「ギャンブル依存症」に罹患したのなら「自己責任」という言葉が初めて使われると考えるのです。
また、事業計画にはゴト対策なども挙げられています。
一般的にゴト師は全国を回りながら不正を働くと言われています。巧妙に不正を働く場合もあるようですが、すぐに捕まってたり、対策されるのは、被害にあったパチンコ店が全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)に報告しているからだと推測できます。
ゴト行為の対策をしているのですから、組合のパチンコ店に情報提供を求めるのは当然でしょう。そういった情報を全国の組合に加盟しているパチンコ店が情報共有している為、同じようなゴト行為には身構える事もできるのではないでしょうか。
これも嘘か真か、全国のパチンコ店は顔認証システムで顧客を管理しているという噂を耳にしたことがありますが、そういったシステムがあるかは分かりませんが、目立つような行動や行為をした客は防犯カメラの映像で全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)を通して、全国のパチンコ店で情報共有するという可能性は0ではないでしょう。
いずれにしても、全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)という組織は全国のパチンコ店をまとめている組織であり、それなりの力があるのかと思います。
組織
全日遊連はパチンコホールの全国組織です。全日本遊技事業協同組合連合会は、平成元年5月20日に全日本遊技業組合連合会として発足し、平成4年1月16日に、中小企業等協同組合法による協同組合として内閣総理大臣(国家公安委員会・警察庁管轄)の認可をうけた、全国51の都府県方面のパチンコ・パチスロホールの遊技業協同組合を会員とする協同組合連合会です。
所在地
東京都新宿区市ヶ谷左内町8 番地 遊技会館1階(JR市ヶ谷駅徒歩5分)
目的
会員及び組合員(所属員)の相互扶助の精神に基づき、所属員のための必要な共同事業を行い、その自主的な経済活動及び営業の健全な発展を促進し、かつ、その経済的地位の向上を図ることを目的とする。
事業内容
- 所属員が賞品として提供する物品及び必要とする設備資材の共同購買及び斡旋
- 所属員の事業に関する経営及び技術の改善向上または、組合事業に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供。
- 所属員の事業に関し行われる暴力団員等による不当な要求及び暴力的不法行為による被害の防止及び回復のための教育及び情報の提供
- 所属員の営業の健全な発展、その他事業に関する調査、研究及び広報
- 所属員の福利厚生に関する事業
- 所属員の経済的地位の改善のためにする団体協約の締結
組織構成
総会、理事会、監事、諮問機関、顧問、理事長、相談役、執行部会、特別委員会、委員会
執行部会:消費税対応PT、不正防止対策本部、研究協議機関
特別委員会:不正防止対策特別委員会、暴力団対策特別委員会、遊技システム特別委員会
委員会:財務委員会、機械対策委員会、事業委員会、経営委員会、総務委員会
役員
理事長
阿部恭久/サンキョーグループ代表取締役/サンキョーグループ(サンキョー株式会社、きらり株式会社、サンキョー・プロパティー株式会社、リトルビーンズ株式会社、SAPハピネス株式会社、クリエイティブダイニング株式会社 所在地:〒332-0035 埼玉県川口市西青木4−1−3 TEL:048-240-6888 (代))
パチンコ店は東京、埼玉、神奈川、千葉に12店舗展開。
売上高241億円(2020年度 グループ合計)
副理事長15名、専務理事1名
2021年度事業計画
- 新型コロナウイルス感染症への適切な対応
- パチンコ・パチスロ依存問題への対応
- パチンコ・パチスロファンの回復・拡大
- 安定したホ一ル経営の推進
- 積極的な社会貢献活動
社会貢献活動 2019年度
社会福祉:423,719,069円、地域貢献:355,650,150円、青少年育成:141,092,209円、災害救済:130,469090円、交通:26,832,483円、防犯:176,873929円、暴排:40,391,000円、学術文化:90,589,680円、その他:86,347,473円
総額で概ね14億7200万円の拠出。拠出額の約半分が社会福祉と地域貢献。
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