一般社団法人保安通信協会(保通協)とはどんな団体?資産88億【パチンコ関連法人】

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こんにちは。バーサスです。

パチンコ・パチスロユーザーなら一度は耳にしたことがある「保通協」という団体。

客同士の会話やネットなどでも「ちきしょーこの店はインチキだ!保通協に連絡してやる!」「この機種はよく保通協通ったな」など、この保通協のフレーズが出てきます。

そこで今回は、保通協がどんな団体なのかを調べてみました。

正式名称は一般社団法人保安通信協会

ホームページを見ると、様々な事業を展開しているように掲載してますが、事業収入の92%はパチンコ・パチスロの型式試験手数料収入なので、「パチンコ・パチスロを検定する機関」という認識で間違いありません。

また、これもよく耳にする「警察官僚の天下り先」というフレーズ。

実際に専務理事には元警察庁情報通信局長の佐野淳氏が在任しています。

警察と密接に繋がることによって、不正の抑止になれば良いのですが、こういった人事がどう影響しているかは定かではありません。

保通協の事業として捜査機関から嘱託を受け、犯罪捜査に係る遊技機と当該遊技機に係る型式の遊技機との異同識別(鑑定)を行っているようです。

令和2年度の報告によると、6件実施。

また、遊技機の不正改造・不正使用防止対策の本来性能への影響調査を1件実施したとあります。

実施件数は少ないですが、ユーザーが不正だと感じた時は、クレームを言い続ければ、そのクレームの数によってはこの機関が動くこともあるのでしょう。

ただし、全国のパチンコ店の設置台数からみても、よっぽの事がないと動かないという数字です。

保通協の主となる事業である型式試験ですが、令和2年度は、ぱちんこ遊技機935件、回胴式遊技機(パチスロ)930件、合計1,865件。

型式試験結果書交付件数 ぱちんこ遊技機842件、回胴式遊技機(パチスロ)857件、合計1,699件。

パチンコ・パチスロ型式試験合格率91%という数字です。

そして、この型式試験のためにメーカーからは26億円が支払われています。

概算で一件あたりの試験で140万円が費用としてかかるという計算です。

最後に保通協の資産ですが、流動資産・固定資産合わせて88億ほどあります。

令和2年度の利益だけでも5億ほどあります。

同じぐらいの資産がある企業でいえば、大黒屋ホールディングス日本和装ホールディングス株式会社株式会社エニグモ株式会社大戸屋ホールディングスなどがあります。

目的

保安に関連する電子情報通信技術を活用して、国内の治安維持及び国際技術協力に関する事業を行い、広く国民生活全般の安心・安全の水準の維持向上に寄与することを目的とする。

事業

異同識別事業:指定試験機関としての業務を通じて蓄積した遊技機に関する知見を活用して、不正改造された遊技機を社会から排除するための事業を行う。

調査研究事業:国民生活全般の安心・安全の水準の維持向上に寄与するため、保安に関連する電子情報通信技術に関して、時代に則したテーマを選定した調査研究を行う。

保安電子通信事業:協会が有する知見及び技術をもって行う保安電子通信技術に関する業務を受託す
る。

型式試験事業:「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和 23 年法律第 122
号)」に基づく指定試験機関としての業務を行う。

あゆみ

昭和57年5月設立。都内港区虎ノ門に事務所開設。昭和60年2月、国家公安委員会から遊技機試験及び型式試験の指定試験機関として指定を受け、試験業務開始〔国家公安委員会公示第3号〕。平成18年4月、本部事務所を都内墨田区太平に移転。平成24年4月、法人制度改革にともない一般財団法人 保安通信協会に名称変更。

住所・連絡先

〒130-0012 東京都墨田区太平4丁目1番3号 オリナスタワー 15階
TEL 03-6381-3100(代)
JR総武線「錦糸町駅」下車、北口より徒歩 約6分 東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」下車、4番出口より徒歩 約3分

組織

理事会:理事長、専務理事、常務理事、理事
評議委員会:議長、評議員
監事
専門部会:総務企画部会、調査研究部会
事務局:事務局長、総務部、保安通信部、試験第一部、試験第二部、試験第三部

役員 ※令和3年6月29日現在

理事長:有馬康之
専務理事:佐野淳(元警察庁情報通信局長)
常務理事:殿川一郎(元内閣官房内閣衛星情報センター次長)
常務理事:宮城利久
理事:池田綾子、梅津貴司、其阿彌光行、坂巻明、佐村知子、荒川潔、金子元

賛助会員

定款 第8章 会員 第38条:賛助会員 本会の趣旨に賛同し、所定の会費を納付する法人

利益

令和2年4月1日から令和3年3月31日まで

経常利益:28億2731万円 (前年度 29億7588万円 前年比 -1億4857万円)
経常費用:22億6652万円 (前年度 22億9598万円 前年比 -2945万円)
正味財産期末残高:73億8545万円 (前年度 70億5720万円 前年比+3億2825万円)

資産

令和3年3月31日現在

流動資産:22億3618万円 固定資産:65億9197万円 資産合計:88億2815万円

令和2年度事業報告

異同識別事業:不正改造された遊技機を社会から排除するため、次の事業を行った。
捜査機関から嘱託を受け、犯罪捜査に係る遊技機と当該遊技機に係る型式の遊技機との異同識別(鑑定)を6件実施した。また、遊技機の不正改造・不正使用防止対策の本来性能への影響調査を1件実
施した。

調査研究事業:国民生活全般の安心・安全の水準の維持向上に寄与するため、保安に関連する電子情報通信技術に関して、時代に則したテーマを選定し、次の調査研究を行った。
デジタル・フォレンジックに関する調査研究、事件、事故、災害時等における画像等新技術の活用に関する調査研究、保安電子通信技術に関するセミナーの開催及び最新技術の動向と研究の紹介。

保安電子通信事業:協会が有する知見及び技術をもって行う保安電子通信技術に関する業務を
受託した。
「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に基づく製造能力確認者として書類審査及び実地調査を行い、意見書15件、変更意見書21件、計36件を交付した。遊技球等貸出装置の機能確認24件を実施し、謄本2,541部を交付した。メダル自動補給装置の機能確認468件を実施し、謄本183部を交付した。

型式試験事業:「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和 23 年法律第 122号)」に基づく指定試験機関として、次の業務を行った。
型式試験申請書受理件数 ぱちんこ遊技機 935件回胴式遊技機(パチスロ) 930件、アレンジボール遊技機 0件、じやん球遊技機 2件、合計 1,867件
型式試験結果書交付件数 ぱちんこ遊技機 842件回胴式遊技機(パチスロ) 857件、アレンジボール遊技機 0件、じやん球遊技機 1件、合計 1,700件 
パチンコ・パチスロ検定合格率91%

遊技機型式試験手数料

令和2年4月1日から令和3年3月31日までの明細書をもとに算出

手数料収入:25億9917万円
実施件数:1867件
一件あたりの手数料:概算で140万円
検定不合格が167件あるので、メーカー側は2億3380万円の損失

遊技機型式試験事業費

令和2年4月1日から令和3年3月31日まで

人件費:11億8989万円、設備費支出:2億3237万円、その他事業費:7億7277万円

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