2023年11月17日、MBC南日本放送の報道です。
薩摩川内市のパチンコ店の駐車場で、とめてあった車から工具を盗んだ疑いで会社員の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは薩摩川内市宮崎町に住む会社員の男(26)です。
薩摩川内警察署によりますと、男はことし9月11日午後6時40分ごろ、薩摩川内市内のパチンコ店の駐車場で、軽貨物車から60代の会社員男性が所有する丸のことグラインダー、時価およそ2万5千円相当を盗んだ疑いがもたれています。
逮捕状をとって行方を追っていた捜査員が、きょう鹿児島市本港新町の路上で男を見つけ、その場で逮捕したということです。
取り調べに対し男は「盗んだのは間違いない」と容疑を認めているということです。
MBC南日本放送
容疑者の犯行動機は不明ですが、仮に「パチンコが打ちたいがため」などの動機であった場合、連日報道されるパチンコ関連事件と同様に、容疑者はギャンブル依存症を患っている可能性が高まります。
また、別の視点で見た時にパチンコ関連事件の被害は想像以上に大きく、パチンコ・パチスロに1ミリも関係のない国民の負担になっていることもあるといえます。
例えば、今回の事件でいえば、盗難品の被害額は2万5千円相当ですが、被害者の仕事道具と推測される物を盗んでいることから、被害者は仕事にも影響を及ぼした可能性もあります。
また、事件から2ヵ月ちょっとの間、警察を動かしたということですから、そこにもお金がかかるわけです。
言うまでもなく、それは国民の税金からです。
今年に入り、何件のパチンコ・パチスロが起因となる事件が起きているでしょうか。
報道されているだけでも、2~3日に1度は起きている計算になります。
パチンコ・パチスロに1ミリも関係のない国民が知らず知らずのうちに、「ギャンブル」の負担をしているのです。
さらにいえば、2020年からはギャンブル依存症が公的保険適用となったことから、国民が納めている社会保障費から、パチンコ業界の負の遺産を負担していることになります。
これはギャンブル依存症という病気に留まらず、パチンコ・パチスロが起因となる失業、生活保護、自死なども複雑に絡み合っているのです。
パチンコ業界がなくなれば、どれだけの税負担が軽減されるでしょうか?
庶民娯楽とは到底言えないパチンコ・パチスロは国力を削いでいるといっても過言ではないと考えます。
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