凪待ち
2018年公開/125分/日本
出演:香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、リリー・フランキー
監督:白石和彌
誰が彼女を殺したのか?白石和彌監督×香取慎吾のタッグによるヒューマンサスペンス
ストーリー
ギャンブル好きの郁男はリストラで印刷所を解雇される。それを機に、郁男は、恋人亜弓の故郷の実家に、亜弓とその娘・美波と移り住む。そこで、亜弓の父・勝美の友人、小野寺の周旋で印刷所に職を得た郁男は、ギャンブルからも足を洗い、まっとうな生活に戻るかと思われたが、職場の仲間が通うノミ屋にまた通い始める。
郁男がまたギャンブルにのめりこみ始める中、亜弓と美波が親子喧嘩をする。飛び出したとき、美波の帰りが遅くなり、心配した亜弓郁男は、美波を捜すが美波への対応について、そこでいさかいを起こし、離れ離れになってしまう。やっと美波を探し当てた郁男だったが、同じとき、亜弓は何者かによって殺されていた。
犯人と疑われた郁男は、職場の仲間ともめて会社も解雇されてしまう。自暴自棄になった郁男はさらに借金でギャンブルを続けるが負け続ける。そんな郁男に、漁師の勝美は自分の船を売って作った金を渡して「この金で身辺をきれいにしろ!」という。
しかし、その金までギャンブルにつぎ込み無一文になってしまう郁男。祭りの夜、泥酔した郁男は、町のごろつきに半殺しの目にあうが、そこを小野寺に救われる。小野寺の職場で働き始めた郁男だったが、そのころ亜弓殺害の犯人が判明する。
見どころ×ポイント
切ない暴力と狂気、ひと握りの希望をはらんだ白石監督ならではの物語が、観る者の心を揺さぶる。絶望に翻弄され、転落していく男を演じ切った香取慎吾にも圧倒される。
共演には恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真リリー・フランキーら。脚本は『クライマーズハイ』の加藤正人が手掛けている。
コメント