怖い話のパイオニアといえば稲川淳二、その人である。
レンタルビデオが主流であった頃から、店内には特設コーナーが設けられ、陳列された稲川淳二ビデオが借りられている事、それ事態に恐怖した人間は多い。
ビデオパッケージに印刷された稲川淳二の表情から既に怖い話は始まっており、レンタルビデオ屋から自宅に持ち帰るまでも様々な恐怖と向き合わなければならないという、怖い話ファンにとっては至福の時も味わうことができた。
そんな、稲川淳二の怖い話を今ではYouTubeで視聴できるのだから時代は変わったものだ。
しかしながら、当の稲川淳二の怖い話はクオリティに衰えは見せず、むしろ重厚感が増し、「今でこそ話せる話」という遺言にも似た様相を呈している。
稲川淳二、齢74。
宮本武蔵の晩年は刀を持たずして対峙した相手を制圧したと語り継がれている。
宮本武蔵が剣を極めたような、怖い話のパイオニアの晩年を是非、目に焼き付けて頂きたい。
YouTubeチャンネル 稲川淳二メモリアル「遺言」
チャンネル登録者数 9.75万人
稲川淳二
1947年8月21日生まれ
日本の俳優、工業デザイナー
東京都・渋谷区恵比寿出身。血液型はAB型。桑沢デザイン研究所専門学校研究科卒業。3人姉弟(姉1人弟1人)の長男。ユニJオフィース所属
芸能界入り前から工業デザイナーとして活動しており、「車どめ」のデザインで平成8年度通商産業省選定グッドデザイン賞(公共空間用設備機器部門)を受賞している
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