【英断】漫画家水上悟志さん「パチンコ・パチスロ化は基本的に許可を出しません」と表明、雷句誠さん称賛

https://ganbulingaddiction.com/2024/05/16/news/(新しいタブで開く)ギャンブル依存症情報

当サイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています

スポンサーリンク

「金色のガッシュ!!」「どうぶつの国」などで知られる漫画家・雷句誠さんが16日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、漫画家によるSNSで信念を表明することの大切さをつづった。「惑星のさみだれ」「スピリットサークル」などを描き、今年1月に「戦国妖狐」がアニメ化された水上悟志さんの投稿をリポストし「こう言った表明、大事です」などとコメントを寄せた。

水上さんは「ここで表明しておきます。水上マンガ・アニメのパチンコ・パチスロ化は基本的に許可を出しません。 ファンの中からこれをきっかけに深くハマり込む人が一人でも現れてしまったらなんか「マンガを描いてる甲斐がないな」と思うからです」とポスト。

 これを受け、雷句さんが「こう言った表明、大事です。自分がパチンコ化をお断りした時も、Twitterでパチンコ化に対する姿勢をこのようにつぶやきました。 そのつぶやきが、後日雷句誠の偽物がパチンコ会社に現れて勝手に契約、いわゆるパチンコ詐欺の事件になった時に、「拒否していた」と言う重要な証拠になりました」と、リポストとともに自身の考えを記した。

 さらに「ちなみにそのツイート、調査で必要な時に何者かによって消されていましたが、パソコンに詳しい知人がそのツイートを見つけ出してくれて事なきを得ました 結局、詐欺を働く方は「原作者がやって良いって言ってたんだ」と言う主張をするのですよね。 まぁ、偽物が出た時点で言い訳も通じませんが」「スミマセン、自分の経験上、詐欺、詐欺と呟いてしまいましたが、水上先生がそんな状況にあるわけではありませんので、先生のポストを見ても、あくまで個人の考えの表明で、周りに申し訳無いように話してますので」と連投。水上さんへの配慮とともに補足した。

 「金色のガッシュ!!」を巡っては、同作品のキャラクターの使用許可を雷句さんから得たとうそをついた男らが、パチンコ機器メーカーから許諾金や手数料の名目で計2億1千万円を詐取、他の人気作品でも同様の詐取を行った容疑で逮捕されたと2015年に報道された。

(よろず~ニュース編集部)

よろず~ニュース(2024年5月16日)

長年、パチンコ・パチスロ依存症で苦しんだ者として、またギャンブル依存症回復プログラムを受ける中で知り合た人たちの経験談なども鑑みると、漫画・アニメのパチンコ・パチスロ化によって、水上悟志さんが言われるような「深くハマり込む人が現れる」可能性は十分あり得ることだと思います。

日本はギャンブル依存症者が世界で最も多い状況であるにも関わらず、ギャンブル依存症対策が成熟していない点も問題であり、パチンコ業界はギャンブル依存症対策基本法にある『事業者の責務』を十分に果たしているとはいえない状況も踏まえると、水上悟志さんの判断は正しいと考えます。

ギャンブル依存症対策基本法は三年毎に見直しがされるのですが、改正後三年間の隙をみてパチンコ業界の規制緩和が行われたり、何かを試すように荒いスペックを開発するところに、パチンコ業界の不誠実な姿勢や公営ギャンブルとは違う営利主義的な姑息さが垣間見れます。

水上悟志さんに最大のエールを贈りたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました