顧客から預かった現金およそ100万円を横領した疑いで、富士宮信用金庫の元職員の男が逮捕されました。被害額は5000万円にのぼり、競馬や競輪、パチンコに使ったとみられています。
逮捕された静岡県富士宮市の会社員の男(26)は2023年2月上旬、当時富士宮信用金庫淀川支店の職員として顧客から預かった現金およそ100万円を横領した疑いがもたれています。
2023年2月、顧客からの問い合わせにより事件が発覚し、警察の調べに対し男は容疑を認めているということです。
富士宮信用金庫によりますと、男は顧客から定期預金として現金を受け取った際、受取書を発行せず、現金を横領して競馬や競輪、パチンコに使ったということです。
被害額は2022年7月から2023年2月にかけて顧客あわせて69人から5200万円あまりにのぼり、このうち2200万円ほどは男が顧客に返還しましたが、残る3000万円ほどは信用金庫が顧客に支払い、現在は男が信用金庫に返還しているということです。
富士宮信用金庫は2023年3月に男を懲戒解雇していますが、「このような事態を二度と起こさないよう内部管理態勢の強化を図る」と説明しています。
テレビ静岡(2024年10月15日)
被害額のうち2200万円ほどは男が顧客に返還したとありますが、横領までしてギャンブルにのめり込んでいるわけですから貯金があったとは思えず、これは両親などが支払ったものだと考えられます…。
そう思うと、何とも胸が痛くなるというか、男はギャンブル依存症を患い、行き着く所まで行ってしまったと感じてなりません。
一度、ギャンブル依存症を患えば、誰もがその局面に立たされた時に、最後の一線を超える可能性は十分にあると思うのです。
この先、元職員の男には横領した3000万円を返済する責任があるわけですが、男の根本的問題を解決するには、ギャンブル依存症という病気に向き合わなければ、同じ過ちを繰り返す可能性があるでしょう。
ギャンブル依存症という病気と行った行為を理解してもらう事は難しいでしょうが、同じように苦しんでいる人たちがいることを知り、その中に飛び込むことによって人生が開かれることを信じてもらいたと願っています。
ギャンブルは諸刃の剣・・・↓
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