愛媛県松山市の銀天街の貴金属買取店に押し入り、現金を奪った罪に問われている男の裁判で検察側は19日、懲役7年を求刑しました。
強盗などの罪に問われているのは、住所不定・無職の中岡慎一被告(57)です。起訴状などによりますと中岡被告は今年5月6日、松山市湊町の貴金属買取店に押し入り、女性店員にナイフを突きつけて脅し、現金46万円程を奪った罪に問われています。
松山地裁で開かれた19日の裁判で検察側は「パチンコなどで減った資産を取り返したいという動機は身勝手で正当化するものではない」と指摘し懲役7年を求刑。
一方、弁護側は大いに反省しているなどとして寛大な判決を求めました。判決は今月29日に言い渡されます。
テレビ愛媛(2024年8月19日)
本件裁判の報道
愛媛県松山市の銀天街商店街にある貴金属買取店に押し入り、現金を奪った罪に問われている男の初公判が松山地裁で17日に開かれました。検察は男がギャンブルで金を費やし犯行に及んだ動機を明らかにしました。
強盗などの罪に問われているのは住所不定・無職のN被告(57)です。
起訴状などによりますとN被告は今年5月6日、松山市湊町の貴金属買取店に押し入り、女性店員にナイフを突きつけて「変な声を出したら殺すぞ」などと脅し現金46万円程を奪った罪に問われています。
初公判でN被告は起訴内容を認めました。
検察は犯行の動機について、N被告が別の強盗事件での服役から事件直前の4月下旬に出所した際、約50万円の財産をパチンコや競馬などに費やし、やけになって犯行に及んだことを明らかにしました。
裁判は8月19日に結審する予定です。
テレビ愛媛(2024年7月17日)
本件当時の報道
松山市の銀天街で起きた強盗事件で、10日、57歳の男が逮捕されました。男は船などで広島に逃げていて、逮捕時の所持金は数万円でした。
10日午後0時半ごろ、住所不定無職の中岡慎一容疑者57歳は松山東警察署に移送されました。中岡容疑者は5月6日午前10時ごろ、松山市湊町にある貴金属買い取り店に押し入り、女性店員にナイフを突きつけ「金を出せ」などと脅して、現金およそ50万円を奪った疑いが持たれています。
事件発生当時、被害を受けた店舗を映した防犯カメラの映像には、店から出て歩き去る中岡容疑者と見られる人物が映っていました。
捜査関係者によりますと、中岡容疑者は船などで広島に逃走し、逮捕時の所持金は数万円、盗んだ金はパチンコや交通費などにあてたとみられます。
警察は9日に中岡容疑者を広島市内の繁華街で発見し、10日朝、宿泊先から出てきたところを逮捕しました。中岡容疑者は「間違いありません」などと容疑を認めていて、警察は動機などを詳しく調べています。
愛媛朝日テレビ(2024年5月10日)
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