【サッカー部解散】消防署職員が部費を私的流用して停職処分「パチンコなどのギャンブルで金に困り…」

https://ganbulingaddiction.com/2024/06/20/news/(新しいタブで開く)ニュース

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佐賀県の神埼消防署の職員が、所属するサッカー部の予算を私的に流用したとして6カ月の停職処分を受けました。今回処分されたのは、神埼消防署に勤務する消防副士長の男性(35)です。

佐賀広域消防局によりますと男性は2016年から7年間にわたり所属する佐賀広域消防局サッカー部の部費およそ59万円を私的に流用したということです。

消防副士長は2016年度から部の会計を4年間担当し、その後も部のキャッシュカードを去年11月まで所持し続け複数回にわたり現金を引き出していました。

パチンコなどのギャンブルで金に困り、生活費などに充てたということです。

新しい会計担当者がパソコンで作成した会計資料と口座残高がずれていることに気づき発覚しました。会計処理等の管理などが不十分だったとしてサッカー部の部長と現監督も注意処分をうけました。

今回の事態をうけ消防局長は「公務員としての職の信用を著しく傷つけたことにつきまして、深くお詫びいたします」とコメントしています。

消防副士長は全額を一括返金しましたが、責任を取ってサッカー部は来月中に解散するということです。

KBC九州朝日放送(2024年6月20日)

サッカー部を解散する判断は賢明だと思います。高校生や大学生のスポーツ部が不祥事を起こして廃部になるケースもあるわけですから、大人だけが不祥事を起こしても許されるという道理はありません。その後も笑ってサッカーボールを蹴っていたら、子供たちの笑い者になるでしょう。

部費を私的流用した職員は、6カ月の停職処分を受けたわけですが、彼の再起と更生を願うのであれば、しっかりと聞き取り調査を行うことが本人のためになると思います。彼はきっと「パチンコ」のことで悩んでいたのではないでしょうか…

過去から現在に至るまで、「パチンコ代が欲しかった」「パチンコで借金を作り困っていた」などの動機で犯罪に手を染めてしまう事件は枚挙に暇がありません。

パチンコ・パチスロが起因となり、パチンコ・パチスロがやめられずに悩み、多重債務や貧困に陥り、終には犯罪に及んでしまうのです。連帯責任を感じるのであれば、親身になって話を聞き、病気であるギャンブル依存症の可能性も考えて相談機関や専門医のところに連れてってあげる事が必要だと思います。

また、組織として再発防止の対策するならば、ギャンブル依存症の理解を深めるセミナーなどを定期的に実施し、誰にでも起こり得る身近な問題であり、社会問題であることを共通認識としてもつことが肝要であると考えます。

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