自宅でカラープリンターを使って偽の一万円札を作り、コンビニで使ったなどとして通貨偽造などの罪に問われている男に対し、津地裁は懲役3年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、三重県紀北町の会社員・東和孝被告(21)は、サラ金への借金などから金銭に困り、SNSなどを通じて偽造紙幣の作り方を入手し、去年8月、自宅のカラープリンターを使って一万円札9枚を偽造しました。
そして、三重県内のパチンコ景品交換所で「ジュースをこぼして濡れたお札を交換して欲しい」と言って、偽造紙幣4枚を本物の一万円札と交換したほか、コンビニエンス・ストアなどで偽造一万円札4枚を使用するなどした通貨偽造と偽造通貨行使などの罪に問われています。
8日の裁判で、津地裁は、数日間のうちに6回も犯行を繰り返した点は非難されるべきだが、偽札の出来栄えは精巧とまでは言えず、偽造通貨が社会の信頼を害した程度は限定的であるとした上で、被告は反省して更生の意欲が見られるなどとして、懲役3年の求刑に対し、懲役3年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
中京テレビニュース(2024年5月9日)
報道にある「三重県内のパチンコ景品交換所」とは、パチン店内の景品カウンターのことなのか、それともパチンコ店外にある特殊景品を交換してくれる景品交換所のどちらなのでしょうか…
パチンコ店内の景品カウンターでは、客が持参した紙幣がサンドに入らず交換してもらったり、小銭を千円札に交換してもらうというような光景は目にしたことがありますが、特殊景品を交換する景品交換所ではこのような事を目にしたことは一度もありません。
稀にあったは、換金額が9,500円の場合などに景品交換所から「500円ありますか?」と声掛けされたことです。これは、こちらが500円を渡せば交換所は1万円札を1枚渡すだけで済むので、効率的なものであり交換所側も千円札の不足を軽減させるメリットがあるわけです。
しかしながら、本件のような「ジュースをこぼして濡れたお札を交換して欲しい」という理由で景品交換所が対応したのが不思議で仕方ありません。
ただでさえ、パチンコ店景品交換所は年に何回も強盗に入られたり、「あそこの景品交換所は換金額をちょろまかす」などの黒い噂を流されたり、パチンコ客への対応は慎重なはずです。
なぜ、偽札を交換できたのか謎が深まります…。
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