2023年10月4日、東海テレビの報道です。
名古屋市中川区で、3歳と5歳の娘を4日間にわたって毎日12時間以上自宅に放置したとして、30歳の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、名古屋市中川区に住む配管工事業の30歳の男です。
男は9月16日からの4日間、毎日12時間以上にわたって当時3歳と5歳の娘を自宅に置き去りにし、パチンコ店でスロットをしていた疑いが持たれています。娘2人の健康状態に問題はないということです。
男はシングルファーザーで、別居する親族が育児放棄を疑い警察に通報したことで事件が発覚し「スロットに行きたい欲求を我慢できなかった」などと容疑を認めています。
娘2人は今年6月にもエアコンのない部屋に長時間放置され、1人が発熱して病院に搬送されていて、児童相談所が一時保護していました。
東海テレビの報道
幼い我が子を置き去りにしてまでスロットが打ちたいという衝動が起きたということは、ギャンブル依存症の疑いがあるといえます。
過去にも幾度となく、パチンコが打ちたいが為の車内放置事故や自宅放置などが起こっており、こういった事態を重くみたパチンコ業界の管轄である警察庁は、パチンコ業界に「車内放置撲滅キャンペーン」を徹底するよう指導しています。
ですが、車内放置ならばパチンコ駐車場を点検していれば未然に事故を防ぐことはできますが、自宅放置の場合、未然に防ぐことは困難を極めます。
ギャンブル依存症は2020年から公的保険適用となった病気です。
厚生労働省調べでは全国には320万人のギャンブル依存症者がおり、その内パチンコ・パチスロ依存症者は250万人以上ともいわれています。
逮捕された男は、ギャンブル依存症回復プログラムを受けることを切に願います。
また、同じようにギャンブルのことで苦しんでいる人は、地方自治体のギャンブル依存症相談機関にアクセスし、ギャンブル依存症支援団体や専門病院などを紹介してもらうことが賢明だと思います。
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