2023年8月1日、FNNプライムオンラインの報道です。
※報道では実名表記ですが、当サイトではイニシャルに変更しています。
飲食店へと1人で入ってきた女。
埼玉・川越市で起きた連続窃盗事件で逮捕された、無職のM容疑者(67)。
犯行の一部始終を記録した防犯カメラ映像を入手した。
事件が起きたのは、2022年6月のこと。
午前9時過ぎ、営業準備中のウナギ料理店に、M容疑者が入ってきた。
服装は、いたって普通。まるで一般の客のように見える。
ところが、厨房の中をのぞいたあと、一度戻って周囲に人がいないか確認。
そして、無人の厨房から赤い財布のようなものを取り出し、あたりをうかがいながら、店から逃げていった。
被害に遭ったのは、現金およそ3万2,000円と小銭入れなどが入った、時価合計3万500円相当のポーチ。
わずか1分ほどの犯行だった。
M容疑者は同じ日、このウナギ料理店から1kmほどしか離れていないすし店にも侵入し、現金およそ6,500円と財布が入ったバッグ1個など、時価合計1万7,000円相当を盗んだ疑いが持たれている。
M容疑者は、栃木・宇都宮市のアパートに住んでいたという。
アパートの裏に回ってみると、少しだけ雨戸が開いていたが、中の様子はうかがえなかった。
M容疑者は取り調べに、「生活費や飲食代、パチンコをするため、盗みをした」と容疑を認めている。
容疑者と面識があるという住民も、パチンコ店によく出入りしていたと話す。
容疑者を知る人「(パチンコ店に)だいたい4日間は、毎日朝10時に行くんですけど、そうすると、だいたい週に1~2度顔を合わせる時がある」
余罪は、数十件にのぼるとみられる。
いったいなぜ、開店準備中のタイミングを狙って、盗みを繰り返したのだろうか。
M容疑者は「忙しく店内に人がいない。レジやカウンターに荷物があって盗みやすかった」と供述。
またM容疑者は、店内で従業員と鉢合わせると、「予約できますか? まだ準備中ですか?」などと客を装い、逃走していたとみられている。
警察は、余罪についても調べを進めている。
FNNプライムオンライン
ギャンブル依存症対策基本法の第一条は以下の言葉から始まります。
『この法律は、ギャンブル等依存症がギャンブル等依存症である者等及びその家族の日常生活又は社会生活に支障を生じさせるものであり、多重債務、貧困、虐待、自殺、犯罪等の重大な社会問題を生じさせていることに鑑み…』
この法律では「ぱちんこ」という文言も明記されており、国家としてもパチンコをギャンブルと定めています。
つまり、ギャンブル依存症=パチンコ・パチスロ依存症とも言い換えることができます。
このギャンブル依存症者は厚生労働省調べで国内に320万人いるとされており、その大多数はパチンコ依存症とも推計されているのです。
そして、この320万人のギャンブル依存症者は法律の明記されているとおり、高い確率で『多重債務、貧困、虐待、自殺、犯罪等の重大な社会問題を生じさせている』という項目にあてはまります。
報道にある知人の証言なども鑑みれば、容疑者もまたパチンコ依存症の可能性が高いと思われます。
連日、絶え間なく報道されるパチンコ関連事件。
国家として適切な対策を講じなければ、今後もパチンコ関連事件は無くならないと考えます。
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