2023年4月22日、北海道放送の報道です。
年8月、求人誌に覆面調査員の募集情報を掲載し、応募してきた女性に買わせたタブレット端末などをだまし取った疑いで、29歳の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、いずれも自称で住所不定、牧場作業員の29歳の男です。
男は去年8月、求人誌に覆面調査員を募集しているとウソの情報を掲載し、応募してきた札幌市北区の64歳の女性に、接客状況を覆面調査すれば、商品の購入代金とアルバイト代が支給されると説明。
そして女性に、札幌市内の家電量販店など4店舗で、タブレット端末など14点(およそ178万円)を買わせ、女性からそれらの商品をだまし取った疑いが持たれています。購入代金とアルバイト代が支払われないことを不審に思った女性が、警察に相談し、事件が発覚しました。
警察によりますと、男は女性に対し「覆面調査なので、すぐにクライアントに購入した商品を返す」「中1日置いたら商品代金を振り込む」などと話していたということで、女性はクレジットカードで支払ったいうことです。
警察は詐欺事件として男の行方を追っていたところ、21日、旭川市内のパチンコ店で男を見つけ逮捕しました。
取り調べに対し、男は容疑を否認しています。
警察は、だまし取ったタブレット端末などの行方や、余罪がないかなどを捜査しています。
北海道放送
詐欺をして得た金があったからパチンコをしていたのか。あるいは、パチンコで貧困になり詐欺をしてまでパチンコ代を手に入れたかったのか…
「鶏が先か卵が先か」の設問に似ていますが、ギャンブル依存症対策基本法に「ギャンブル依存症と犯罪は密接に関連している」と明確に書かれている以上、それほどまでに過去から現在に至るまでパチンコ関連事件が多いということであり、限りなくパチンコが先なのだと思います。
それは、
- 国内には320万人ものギャンブル依存症者がいる
- その内、カテゴリー別としては8割以上がパチンコ・パチスロユーザーである
- パチンコ・パチスロ遊技人口が720万人とされているので、3人に1人以上はパチンコ依存症という異常な状態である
からです。
ギャンブル依存症は多重債務、貧困、虐待、家庭不和、失業、犯罪、自死というプロセスを辿るケースが多いとされており、重度のギャンブル依存症になれば犯罪をしてまでパチンコ代を手にしようします。
法律が制定され、ギャンブル依存症が公的保険適用となったのですから、パチンコに関係のない国民の税金が投じられている以上、パチンコ業界への規制強化、さらにパチンコの存在自体の見直しを国家として検討する段階なのではないでしょうか。
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