全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)はパチンコ・パチスロ中古機の厳正運用を実施しているか

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こんにちは。バーサスです。

パチンコ業界関連団体は多く存在しますが、今回は全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)について調べてみました。

全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)はパチンコ・パチスロ遊技機の中古販売会社が集まる組合の連合会です。

全国に8組合あり、現在950社の販売会社が加盟しています。

販売会社はメーカーとパチンコホールの間に立ち、事業を通じて遊技機や部備品の流通を行っています。

全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)の目的は相互扶助であり、経済活動促進のために共同事業を行っているとのことです。

具体的な活動としては、以下の三つです。

中古遊技機の健全流通の推進と厳正運用として、ぱちんこ中古遊技機が流通するとき、どこのホールから、どういう機種が、いつ、何台、どこのホールへ移動したかという機歴情報を、傘下8組合をコンピューターでつなぎ、全国的に一元管理している。
また、点検確認が適正に行われたことの証として所属組合員が中古遊技機に貼付する「確認証紙」の発行を行っている。

流通段階におけるセキュリティーの保持として、遊技機の運送途中、倉庫保管時における不正工作を排除するため、運送会社のセキュリティー向上のための提言を行う。

また、風営法をはじめとする業界関連法規に違反する不正行為に一切関与せず、かつ、これを助長しないことを誓う「誓約書」を所属組合員より提出してもらうシステムの運用。

それによって、不正行為を「しない、させない、許さない」という自覚と遵法意識の高揚を図る。今後も、不正防止・不正排除の教育研修を指導し、不正情報の提供を呼びかける

リサイクルと環境対策の推進として、リユース、リサイクルの推進に協力するために所属組合員が使用済み遊技機の適正処理に積極的に協力するよう指導・教育を行う。

①の確認証紙発行を組合が行っているということは、現実的に遊技機中古販売会社は組合に加盟しないと仕事は出来ないということなのでしょう。

②については、確かに中古遊技機であれば、不正改造などがあった場合、どの段階で改造がされたか不明になるため、パチンコ・パチスロメーカーやパチンコホールもこういった組織を必要とするのかと思います。

③については、リユース・リサイクルの指導教育の文言に留まっているので、具体的な取り組みは全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)のホームページからは見受けられません。

事務局は東京都台東区にあり、全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)会長は、株式会社中商の代表取締役会長の中村昌勇氏です。

なお、組合の沿革を見ると、平成11年(1999年)に厚生省が、北海道、東北、東日本、中部、関西、中国、四国の7地区遊商を「広域再生利用指定産業廃棄物処理者」に指定。指定済の九州と合わせて処理地域が全国へ拡大となっていますが、現在、環境省は「平成15年の法改正によって本制度を発展させた広域認定制度が創設されたことに伴い、本制度は廃止」としており、全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)が広域認定制度の指定を受けているかは定かでありません。

全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)とは

全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)は、「遊技機販売商社等を組合員とする商業協同組合」を会員とする「組合連合会」。

会員である商業協同組合は、北海道、東北、東日本、中部、関西、中国、四国、九州と全国に8組合あり、現在は約950社。 8組合に所属する組合員は、メーカーとホールの間に立ち、事業を通じて遊技機や部備品の流通を行っている。

目的

会員及びその組合員の相互扶助の精神に基づき、所属員のために必要な共同事業を行い、もって所属員の自主的な経済活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上を図る。

活動

中古遊技機の健全流通の推進と厳正運用
業界6団体で構成されている「中古機流通協議会」より委嘱を受け、「中古遊技機流通健全化要綱」にもとづき、中古遊技機に関する業務について管理。

ぱちんこ中古遊技機が流通するとき、どこのホールから、どういう機種が、いつ、何台、どこのホールへ移動したかという機歴情報を、傘下8組合をコンピューターでつなぎ、全国的に一元管理している。

検確認が適正に行われたことの証として所属組合員が中古遊技機に貼付する「確認証紙」の発行を行っている。

流通段階におけるセキュリティーの保持
中古遊技機の流通過程におけるセキュリティーの保全は、遊技業界全体の重要なテーマ。

遊技機の運送途中、倉庫保管時における不正工作は、必ず排除しなければならず、そのため、運送会社のセキュリティー向上のための提言を行う。

また、「綱紀に関する全商協規約」を制定し、風営法をはじめとする業界関連法規に違反する不正行為に一切関与せず、かつ、これを助長しないことを誓う「誓約書」を所属組合員より提出依頼。

それによって、不正行為を「しない、させない、許さない」という自覚と遵法意識の高揚を図る。今後も、不正防止・不正排除の教育研修を指導し、不正情報の提供を呼びかける。

リサイクルと環境対策の推進
循環型社会を構築する上で、ぱちんこ遊技機が、すべて国内で適正処理されるまでの責任を業界に関わるすべての人がもつ必要とし、全商協としても、リユース、リサイクルの推進に協力するために所属組合員が使用済み遊技機の適正処理に積極的に協力するよう指導・教育を行う。

また、環境対策への取り組みを推進し、所属組合員のECO意識向上にも力を入れている。

社会貢献活動

  • 献血センターへの協力
  • 地域清掃活動
  • 防犯カメラの寄贈
  • 食料の緊急支援
  • 「子どもの車内放置事故防止対策」の取組み巡回活動
  • 日本赤十字社へのマスク寄贈
  • 「子供支援チャリティー・ゴルフコンペ」開催
  • 暴力団排除運動

事務局

〒110-0016 東京都台東区台東3丁目16-5 ミハマビル 8階
TEL:03-5817-0020 FAX:03-5817-0023
【アクセス】

会員資格

全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)の地区内(全国の区域)において遊技機及びその部備品の販売の事業を資格事業とする協同組合。

主な事業

  • 遊技機の中古機に貼付する確認証の発行
  • 所属員の取り扱う遊技機及びその部備品の共同宣伝
  • 所属員の事業に関する調査・研究
  • 所属員の経済的地位の改善のためにする団体協約の締結
  • 所属員の事業に関する経営及び技術の改善向上又は組合事業に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供
  • 所属員の福利厚生に関する事業
  • 附帯する事業

沿革

平成元年(1989年)全商連が法人化され全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)に改称
平成6年(1994年)「遊技機販売業者登録制度」「遊技機取扱主任者制度」が始まる
平成11年(1999年)厚生省が北海道、東北、東日本、中部、関西、中国、四国の7地区遊商を「広域再生利用指定産業廃棄物処理者」に指定。指定済の九州と合わせて処理地域が全国へ拡大
平成12年(2000年)「中古遊技機流通健全化要綱」に基づく新しい中古機流通制度がスタート
平成13年(2001年)パチンコ中古機の適正流通を担保とする、全商協と8地区遊商組合をネットワークで結ぶ「機歴管理システム」が本格稼動
平成17年(2005年)「遊技機点検確認マニュアル/中古遊技機取扱いの手引き」A4・30頁を作成・配布
平成18年(2006年)不正防止ポスター・不正情報投稿用紙の作成・配布。「綱紀に関する全国遊技機商業協同組合連合会規約」の制定・誓約書の提出
平成19年(2007年)8地区遊商組合において、「認定申請」書類の取扱い等の業務を開始
平成22年(2010年)「型式の同一性の担保」「責任の所在の明確化」を重視した新中古機流通制度の運用開始
平成24年(2012年)より一層の中古遊技機流通事業の適正・的確で且つ健全な遊技機の点検確認作業並びに確実な納品点検作業を実施するため、 『顔認証システム』を全ての地区で運用を開始
平成27年(2015年)全商協リカバリーサポート・ネットワーク支援室を開設
平成28年(2016年)「新台の設置確認」「部品交換後の点検確認」を義務付けた新流通制度の運用開始。それに併せ中古用と認定申請用の保証書も改正。
平成30年(2018年)設置外のぱちんこ遊技機への部品供給を開始。

協同組合

北海道遊商
理事長:畠山和生(株式会社大喜屋商会 代表取締役社長)

東北遊商業
理事長:高橋 一則(株式会社迫遊機 代表取締役社長)

東日本遊商
理事長:中村 昌勇(株式会社中商 代表取締役会長)

中部遊商業
理事長:山名 泰(株式会社チューリップ 代表取締役社長)

関西遊商
理事長:小西 哲也(株式会社サンライト小西 代表取締役社長)

中国遊商
理事長:山本 基庚(株式会社ウェーブ 代表取締役社長)

四国遊商
理事長:今村 敬喜(株式会社アイツ 代表取締役社長)

九州遊商
理事長:岩下 卓世(株式会社Mitsui 代表取締役)

役員

会長 中村 昌勇(ナカムラ ヨシオ) (株)中商 東日本
副会長 畠山 和生(ハタケヤマ カズオ) (株)大喜屋商会 北海道
副会長 髙橋 一則(タカハシ カズノリ) (株)迫遊機 東北
副会長 山名 泰(ヤマナ ヤスシ) (株)チューリップ 中部
副会長 小西 哲也(コニシ テツヤ) (株)サンライト小西 関西
副会長 山本 基庚(ヤマモト モトハル) (株)ウェーブ 中国
副会長 今村 敬喜(イマムラ ケイキ) (株)アイツ 四国
副会長 岩下 卓世(イワシタ タクヨ) (株)Mitsui 九州
専務理事 佐々木 勝司(ササキ カツジ) (株)エスケイ企画 東日本
理事 遠藤 政志(エンドウ マサシ) コア電子(株) 北海道
理事 柏木 信耶(カシワギ シンヤ) (株)カシワギ産業 東北
理事 杉田 浩樹(スギタ ヒロキ) (株)アドバンス 東日本
理事 松永 進一(マツナガ シンイチ) (有)マツナガ 東日本
理事 深見 秀隆(フカミ ヒデタカ) (株)ライトカンパニー 中部
理事 関 元(セキ ハジメ) (株)ハッコー 関西
理事 北 大将(キタ ダイスケ) (有)ヒカル商事 関西
理事 保山 勝弘(ホヤマ カツヒロ) (株)イーゲル 中国
理事 植田 優(ウエタ マサル) (有)植田商会 四国
理事 國分 寿人(コクブ ヒサト) (株)愛邦 九州
理事 八坂 真吾(ヤサカ シンゴ) (株)ビッグ・マリオン 九州
監事 柳原 邦年(ヤナギハラ クニトシ) (株)アプロ 四国
監事 武下 俊治(タケシタ シュンジ) (有)武下商会 九州

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