北九州市八幡西区にあるパチンコ店の景品交換所で今年5月、女性従業員のスマホを奪ってけがをさせたとして、大分県の23歳の男が逮捕されました。
強盗傷害と建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、大分県中津市の派遣社員、O容疑者(23)です。
警察によりますと、O容疑者は今年5月29日の午後11時25分ごろ、八幡西区野面にあるパチンコ店「エーワン八幡店」の景品交換所から出てきた60代の女性従業員の口を手で塞ぎ、押し倒して地面に押さえつけたうえで「殺すぞ、おとなしくしろ」などと脅迫しました。
そして、女性従業員に景品交換所の出入口を開けさせて侵入し、現金などを奪うために金庫を開けようとしましたが、女性従業員が通報しようとしているのに気づいたため、現金などを取ることはせず、女性のスマートフォンを奪って逃走したということです。
女性従業員はO容疑者から加えられた暴行で首や腰などに全治約2週間のけがをしました。
O容疑者は取り調べに対し、「現金などを取るために強盗に入ったことは間違いない」と容疑を認めているということで、警察が犯行に至った動機などについて詳しく調べています。
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事件当時の報道は
警察の力は凄いですね…事件から半年経たずして容疑者が逮捕されました。
容疑者の犯行動機が「ギャンブルで借金があった」「パチンコ代のため」などであった場合、ギャンブル依存症の疑いが強まりますので、罪を償い、ギャンブル依存症相談機関へアクセスすることをおすすめします。
「ギャンブル依存症と犯罪は密接に関連している」とはギャンブル依存症対策基本法にあるとおりです。
日本国家がこのまま世界に類を見ないギャンブル大国として突き進むならば、パチンコ関連事件は後を絶たないと考えます。
【続報】被告に懲役3年・執行猶予5年の判決
去年5月、北九州市のパチンコ店の景品交換所で女性従業員から携帯電話を奪うなどして強盗致傷などの罪に問われた男に対し福岡地方裁判所小倉支部は24日執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
この事件は去年5月八幡西区のパチンコ店の景品交換所に男が押し入り女性従業員に金庫を開けさせようとし、女性従業員が携帯電話で通報しようとしたところ携帯電話を奪って逃走したものです。
この事件で住所不定無職のO被告(23)が強盗致傷などの罪に問われていました。
24日の判決で福岡地方裁判所小倉支部の渡部五郎裁判官は「執拗な暴行に及んでいて犯行態度が悪質」と指摘しました。
その一方で、被害者が重傷を負っていないことなどを理由にO被告に懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。
RKB毎日放送(2024年6月24日)
※報道では実名表記ですが当サイトではイニシャルに変更しています。
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