2023年6月20日、UHB 北海道文化放送の報道です。
パチンコ店で他人のプリペイドカードを盗むなどしたとして、防衛事務官が停職40日の処分を受けました。
停職処分を受けたのは、北海道の鹿追駐屯地・業務隊に所属する30代の男性防衛事務官です。
陸上自衛隊によりますと、防衛事務官は2月3日、帯広市内のパチンコ店で他人のプリペイドカードなど約6万円相当を盗みました。
他の客がパチンコ台から離れたすきにプリペイドカードなどを盗んだということです。
その後、事務官はパチンコ店の従業員に呼び止められ、事案が発覚しました。
事務官はその後、”微罪処分”を受け、自衛隊の調査に対し「深く反省している」などと話しているということです。
これを受け陸上自衛隊は6月20日付で、男性防衛事務官に対し、停職40日の懲戒処分を下しました。
陸上自衛隊は「所属隊員に対して服務規律違反に対する教育を実施すると共に、同種事案が生起しないよう徹底し、規律の維持に努めてまいります」としています。
また発生から4か月余り経ってからの処分になった理由については「事実関係の調査や、処分の手続き等に時間を要した」としています。
UHB 北海道文化放送
停職処分を受けた男性防衛事務官には、ギャンブル依存症専門医による診断が必要と思われます。
また、ギャンブルによる借金の有無も確認が必要です。
ギャンブルによる借金があり、パチンコの資金の為に窃盗をしたという動機であれば、パチンコ依存症の疑いが極めて高くなります。
その場合、適切な処置を取らなければ依存症が重症化していく場合もあります。
ギャンブル依存症が重症化していくと、セルフコントロール不可能となり、思わぬ事態に発展することもあります。
それは、連日報道されているパチンコ関連事件からも分かりますし、ギャンブル依存症対策基本法に明記されている通りです。
社会や職場の中で、ギャンブル依存症啓発運動を推進する必要性が今後もさらに増していくと考えます。
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