窃盗の疑いで糸魚川市に住む交通誘導員の男(53)が21日、逮捕されました。
警察の調べによりますと、男はことし1月2日、糸魚川市内のパチンコ店のスロットコーナーで他の客が台に入れたままのICカードを使ってメダル約270枚(貸出価格計5400円相当)を引き出し、盗んだ疑いです。
客から「ICカードの中身が減っている」と通報があり、警察が防犯カメラなどを使って捜査していました。
警察の調べに対し男は「他人の貯メダルを勝手に使ったことは間違いありません」と容疑を認めています。
警察で詳しい状況を調べています。
テレビ新潟(2024年5月21日)
一般的に盗み行為は、個人によって異なる心理的要因が関与している場合があるといわれており、心理学的な要素のみではなく、社会的環境や経済状況なども影響を与える要素としてあるとされています。
本件の容疑者にも「他人の貯メダルを使ってまでパチスロを打ちたい」という根深い要因があったものだと考えられます。
そして、盗んだメダル枚数が300枚ではなく、270枚という区切りの悪い数というのも、パチンコ・パチスロによって追い詰められた人間の心理が反映しているように感じてなりません。
容疑者は罪を償い、一度ギャンブル依存症診断テストを受けることが賢明だと思われます。
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