パチンコ店駐車場の車内で放置されていた幼児2人を見つけて保護者への引き渡しに貢献したとして、山武署(丸山篤署長)は20日、自営業の鈴木裕輝さん(34)と、パチンコ店「MGM芝山店」(芝山町)の従業員、浅野良太さん(40)に署長感謝状を贈った。
同署などによると、昨年11月22日午後7時半ごろ、同店を訪れていた鈴木さんが同店駐車場で、1歳の男女の双子が乗用車の後部座席に放置されているのに気づき、110番通報するとともに同店に連絡。浅野さんは店内放送を行うなどして、同店内にいた母親を見つけた。幼児2人の体調に異常はなかった。
鈴木さんは、運転席と助手席が空席なのにエンジンがかかっていた不自然さから幼児2人の存在に気づいたといい、「暖房はかかっていたと思うが、子どもなので長時間待たされると動き回ってふいにエンジンが切れることもある」と気をもんだ当時の心情を振り返った。
浅野さんは、鈴木さんから連絡があった後、車内の幼児2人を目視で確認し、店内で保護者を捜して母親を見つけ、幼児2人と引き合わせた。「パチンコ業界では車内放置に気をつけており、夏場に限らず駐車場での点検を行っている」と話した。
2021年7月に八千代市の自宅駐車場で車内放置されていた1歳の女児が熱中症とみられる症状で死亡した事件を契機に、県警は児童の車内放置厳禁の啓発活動を強化。車内放置は季節を問わず児童の健康に危険で、誘拐などのリスクもあるとしている。
千葉日報(2025年1月21日)
幼児を車内放置することは決して許されることではなく、虐待と呼んでも過言ではありません。過去にパチンコ店駐車場では、この車内放置によって多くの幼き命が犠牲になってきました…。
こういった事例があるだけに、運営側であるパチンコ店も駐車場の巡回などを強化しているわけですが、問題の根幹は「ギャンブル依存症」であることは明白です。
正常な感覚であれば、パチンコを打つために幼児を車内放置することを判断することはあり得るはずもありません。分かっていながらも、パチンコを打ちたいという衝動をコントロールできずに、そういった行動に移してしまう…。
それはもう、パチンコ・パチスロにのめり込んだ状態であり、ギャンブル依存症に陥っているといって差し支えないと思います。社会問題であるギャンブル依存症の対策が強化されない限り、こういった車内放置は根絶されないのではないでしょうか…。
車内放置事故とギャンブル依存症は密接に関連…↓↓↓
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