パチンコ・パチスロにのめり込み過ぎると日常生活にも影響を及ぼします。空を見て雲が動いているだけで安心したり、夜空を見て半月があるだけで体が反応してしまうなどです。
こうなってくると、パチンコ店の非日常空間と現実の営みである日常空間が重なり合い、終には社会人の柱となる仕事よりもパチンコを優先してしまったり、生活費をパチンコに充てたりする破綻の道へ突き進んでしまいます。
中でも日常生活で大切な睡眠にも影響を及ぼしてしまうと心身への負荷も重大です。そこで、私が経験をしたこともあり、知り合ったギャンブル依存症者も経験したことがあると言う、パチンコにまつわるヤバイ睡眠状態を2選ご紹介します。
① 夢の中でもパチンコ・パチスロを打っている
この経験はパチンコ・パチスロユーザーならば経験があるでしょうが、酷い状態になると、朝の抽選をしている場面からの夢を見ます。朝からパチンコ店に並び、抽選をして一喜一憂し、入店して台確保、そしてパチンコ・パチスロを打ち続けるのです。
パチンコ・パチスロライターや演者の人ならば、それが仕事ですから夢に出てくることもあるでしょう。一般ユーザーが仕事の夢を見るのとそれは同じだからです。
しかしながら、一般ユーザーがパチンコ・パチスロを打つ夢を度々みるようになったら危険信号です。遊びの範囲から逸脱している可能性が出ているかもしれません。特に夢の中で朝から抽選している場面など本来必要ないものです。どんだけ抽選に勝ちたいんだという話にもなってきて、抽選への執着が著しいと言っても過言ではありません。
② 夢の中にパチンコ店の常連客や店員が出てくる
そして、本当に危機感をもつならば、夢の中に会話もしたこともないパチンコ店の常連が出てきたり、パチンコ店員が出てくる場合です。もう頭の中がパチンコ中心になっていると言っても過言ではありません。
何が悲しくて心身を癒すための睡眠の中でパチンコ常連と会わないといけないのでしょうか…深層心理ではどこかで、その常連客や店員を気にしているのでしょう。何よりも、夢の中でまでパチンコで負けていてもストレスですし、爆勝ちしたとしても朝夢から覚めてガッカリするのもストレスです。
①、②を度々経験する人は一度、ギャンブル依存症診断テストを受けてみてください。
ギャンブル依存症は公的保険適用の病気であり、意志が強い人・弱い人に関係なく、誰にでも起こり得る脳機能障害ともいわれる病気です。専門医や専門家の見解でも一人で治すには困難とされています。
インターネットで「自分が住む地域名」「ギャンブル依存症」を入力して検索すると、自治体ホームページのギャンブル依存症相談機関が調べられます。そこでは、自分に適した、ギャンブル依存症専門医院であったり、回復施設であったり、NPOの支援団体などを紹介してもらえます。
金銭的にも大きな負担にはなりません。また、民間の医療保険に加入している方は治療費が保険金として受け取れる場合があります。私も医療保険に加入していましたが、ギャンブル依存症の治療を受ける段階になって初めて知ったことでもあります。
パチンコ・パチスロがやめられないのは、決してあなたが弱い人間だからではない事がはっきりと明確に、医学的根拠をもって知るに至ります。胴元からの「負け犬」という非医学的な言葉が、何ら根拠も無い煽りということが分かるだけでも、勝ちに等しいと言えます。
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