元犯罪者らの社会復帰は 更生目指す男性が突然の失踪 再犯防止支援の現実【新潟】
刑務所を出所した人や裁判で刑が確定し執行猶予中の人が自立できるまでの間、一時的に住むことができる「自立準備ホーム」という施設があります。法務省の保護観察所から委託を受けたNPO法人などが運営していてそれぞれの特徴を生かし、入所者の自立に向けて指導しています。
去年9月、この施設で社会復帰を目指す2人の入居者の様子をお伝えしました。それぞれの生活はどうなったのか、社会復帰は果たせたのか、その後を取材しました。
今月上旬、5か月ぶりに訪れたその場所に、入所者の姿はありませんでした。■自立準備ホーム 村上慶乃介さん
「『会社のカードでATMからお金を引き出しました』と。」保護期間が11月で終了した山本さんは、次の仕事が見つかるまでの間、管理人として施設に残り、村上さんの本業の手伝いをしていたといいます。クレジットカードは会社の備品の購入などのため、村上さんが信頼して渡したものでした。
■自立準備ホーム 村上慶乃介さん
「『ちょっとよこしまな気持ちが自分の中に出て、(カードを)入れたらお金が出てきた』と。そしたらもうパチンコすぐ行ってしまって。やっていくうちに、10万円ほどお金引き出しちゃいました。というので。」注意するとともに返済計画も立て、解決。しかし1週間後、カードの明細には、聞いていた額の2倍近い18万円を下ろした記録が表示されていました。
元犯罪者らの社会復帰は 更生目指す男性が突然の失踪 再犯防止支援の現実【新潟】(UX新潟テレビ21) – Yahoo!ニュース
ギャンブル依存症回復プログラムで習うことの一つは金銭管理についてです。
ギャンブル依存症者にとって金銭管理は何よりも難題です。
お金が手元にあれば考えることはギャンブルのことばかりで、かつて薬物依存症者がメディアで「目の前に白い粉を見せられたら脳から汁が出る感じ…」と表現したように、そのメカニズムは全く同じです。
金銭管理をしてくれるパートナーがいれば一番良いのでしょうが、パートナーも相当の腹を決めなければギャンブル依存症者の言動に翻弄され、共依存になる可能性も十分あります。
これらは私自身がギャンブル依存症当事者であり、経験したことや回復プログラムで習った内容、多くの同じ病気で悩んでいる人の話を聞き、共感したことでもあります。
パチンコ・パチスロのことで悩んでいる方は、一度ギャンブル依存症相談機関でこの病気のことを知ることをおすすめします。深みにハマれば想像もしない結末を迎えるでしょう…。
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