2023年5月4日、北海道放送の報道です。
4月下旬、北海道滝川市のパチンコ店の駐車場で、知人女性の20代の夫の顔を何度も殴るなどし、けがをさせたとして、21歳の男が逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、滝川市西町に住む21歳の自称・解体工の男です。
北海道放送
この男は4月30日、滝川市のパチンコ店の駐車場で、知人女性の20代の夫に対し、顔を何度も殴ったり、腕に噛みついたりした疑いが持たれています。
被害に遭った知人女性の夫は、顔面打撲など、全治2週間のけがをしています。
警察によりますと、男は、知人女性の夫に自分との浮気を邪推されていると思い込み、腹を立て、犯行に及んだとみられています。
警察は、日時を明らかにしていませんが、関係者からの通報を受け、防犯カメラの映像などで裏づけをすすめ、事件発生から3日の3日夜、男を逮捕しました。
取り調べに対して21歳の自称・解体工の男は「浮気を邪推する言動に腹が立った。自分にも言い分がある。自分もやられている」などと話し、おおむね容疑を認めているということです。
一方、被害に遭った知人女性の夫は、男と直接的な関係はなかったものの、以前、男と知人女性(自分の妻)が「一緒にいるところを見て、声をかけたことはある」と話していて、警察は、引き続き経緯などを詳しく調べています。
パチンコホールでは常連同士がパチンコ仲間になることはよくあることです。中には男女のパチンコ仲間ということもあり、傍から見ると「実に怪しい関係…」と勘ぐってしまう場合がありますが、ほとんどのケースでは「男女の関係」には至りません。
というのも、パチンコの常連という時点で高い確率でパチンコ依存症の可能性があり、パチンコ依存症の場合、全ての優先順位がパチンコ・パチスロになりますので、「男女の関係」よりも「設定、出玉、期待値、金」を選択します。
意識し合う者同士でも「パチンコにおける満足」のタイミングが重なることは珍しいものです。
また、多くのパチンコ依存症者は経済的に困窮しており、「パチンコ仲間から借金の相談をされる」ことを恐れています。
また、パチンコ依存症者は同じ依存症者の痛みが分かるため、断ることが辛く、そんな仲間の姿を見ると自らの姿を見ているようで酷く落ち込むこともあります。
つまり、パチンコ仲間はある程度の距離感を保つことで成立する不思議な関係なのです。
この事件の容疑者はどんな理由があったとしても暴力を働いたわけですから罪は償うべきです。ただし、「浮気を邪推する言動に腹が立った」という証言からも、距離感を保ったパチンコ仲間であり男女関係には及んでいないという事は信ぴょう性があると思われます。
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