またも起きてしまったパチンコが引き金となる「乳幼児放置」による死亡事件。
過去には、パチンコ店の駐車場にて何人もの尊い子供の命が失われている。
炎天下の中、パチンコ店駐車場の車内に放置されたからだ。
そういった事件が多発した事をうけ、駐車場を巡回することによって事故を未然に防ぐよう対策をしているパチンコ店もある。
だが、「パチンコがやりたいが為に正常な判断が出来なくなる」というのは、ギャンブル依存症という病気の問題であり、パチンコ店が駐車場を巡回したところで、今回の事件のように根本的な解決には至らない。
厚生労働省調べで320万人はいるとされるギャンブル依存症者。
その8割以上はパチンコ・パチスロ依存症という内訳とされている。
根本的な問題は、あまりにもパチンコ・パチスロというギャンブルが身近にありすぎるという事と、公営ギャンブルと比較して、パチンコ・パチスロは脳に与えるダメージが大きいということだ。
それは、光量、音量、効果音、振動、ゲーム性など、人間がのめり込みやすい要素が多分に含まれているからである。
花粉症にかかる人は、ある年から急にそうなるように、「どんなに意志が強い人間」だったとしても、ある時からギャンブル依存症者になることは誰にでも起こる。
「私は大丈夫・・・」
ギャンブル依存症は「否認の病気」と云われており誰もが病気とは認識しない。
巷では「適度に遊んでいる人もいるのだから・・・」というが、パチンコ・パチスロユーザーの3人に1人以上はギャンブル依存症という現状が、果たして適度に遊ばれているギャンブルと呼ばれるものなか。
どこの親が我が子に苦しんでほしいと思うのだろう。
問題はそこじゃない。
全ての「議員」と呼ばれる人たちは、本当に一人の命が重いと思うならば、開店から閉店までパチンコホールを視察してもらいたい。
平日、休日、そこにいる人たちの表情を見て、何にも感じないなら立法府で働く事はむいてないとさえ思える。
有能な議員なら、間違いなく、ある部分を細分化した時、パチンコ業界からの税収よりも社会保障費としての支出の方が大きいことに気付くだろう。
そして、「賭博罪」があるにも関わらず三店方式で法の抜け道を歩んできたパチンコ業界にメスを入れると信じて疑わない。
【パチンコで“乳幼児放置” 逮捕の10代母親 事件前に自治体面談 死亡の4か月児に虐待や成育問題なし】
釧路市の住宅で幼い兄弟を放置したとして両親が逮捕・送検された事件で、10代の母親は育児の支援が必要な「特定妊婦」として市から訪問などの支援を受けていたこと分かりました。
釧路市の会社員・阿部光浩容疑者と10代の母親は6月8日、2歳の長男と生後4か月の次男を半日以上自宅に放置した疑いで逮捕・送検されています。次男は意識不明の状態で見つかり、その後死亡が確認されました。
出産当時住んでいた札幌市によりますと、母親は育児が困難なおそれがある「特定妊婦」に認定されていました。
捜査関係者によりますと母親は2022年2月に釧路市に転居し、阿部容疑者と同居。
釧路市は札幌市から「支援が必要な親子」と引継ぎを受け、3月中旬と4月下旬に2度、自宅に訪問支援に訪れ、職員が両親と2人の子どもに面談をしましたが、虐待や成育状況に問題はなかったということです。
UHB 北海道文化放送
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