2023年11月17日、HBC北海道放送の報道です。
5月から6月までの間、北海道苫小牧市で、休業中のホテルに侵入したとして、49歳の男が逮捕されました。
建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の49歳の男です。
この男は5月10日から6月19日までの間、休業していた苫小牧市のホテルの正面玄関のガラスを蹴って割り、室内に侵入した疑いが持たれています。
このホテルを内覧しようとした不動産会社が気づき、警察は、鑑識作業などをすすめて男を割り出し、16日夜、パチンコ店で発見、逮捕しました。
取り調べに対し、住所不定・無職の49歳の男は「使われていないラブホテルに入った。寝るところがなかった」などと話し、容疑を認めているということです。
警察は、男の余罪を含め、引き続き経緯などを詳しく調べています。
HBC北海道放送
建造物侵入の疑いで逮捕された男は、パチンコ店で発見されたとされています。
冷暖房が完備されており、長く滞在していても不審がられないパチンコ店を選んでいただけなのか、それとも、パチンコ・パチスロで生活をしていたのか…
仮にパチンコ・パチスロで生活費を稼いでいるが、居住地はないということであれば、こういった人々は国内に少なからず存在しており、不思議ではありません。
いわゆる、「専業」「パチスロ生活者」「パチプロ」と呼ばれる人々です。
そのほとんどの人々は犯罪などに手を染めることはなく、生きるためにパチンコ・パチスロで生活をしています。
もちろん、居住地がある人もいますが、ネットカフェや自家用車で寝泊まりをする人もいるのです。
しかしながら、昨今はネットやSNSなどの普及によって、情報拡散のスピードと質が充実するようになり、ライバルとの競争が激化しているようです。
また、パチンコ業界が衰退していることもあり、以前よりも勝ちにくい状況が続いているようで、これまでパチンコ・パチスロで生活をしていた人々も苦戦しているという話もあります。
逮捕された男も「49歳」「無職」「住所不定」「パチンコ店で逮捕」というキーワードから、パチンコ・パチスロ生活者だった可能性があります。
指名手配犯でもないのですから、国のセーフティーネットを使う選択肢があったわけです。
逮捕されたが男は罪を償い、二度とホテルのガラスを蹴り破らないことと、パチンコ店のガラスを蹴り破らないことを切に願います。
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