2023年5月15日、MBS Newsの報道です。
大阪市西成区のパチンコ店に放火しようとした疑いで74歳の男が逮捕されました。「負けた腹いせ」だと容疑を認めています。
現住建造物等放火未遂の疑いで現行犯逮捕された大阪市西成区の無職の74歳の男は、14日午後7時前、西成区萩之茶屋にあるパチンコ店に放火しようとして、使い捨てライターでトイレに火をつけた疑いがもたれています。
個室トイレの便座の一部分が溶けましたが、偶然トイレに入った店員が目撃して消火し、火は燃え広がりませんでした。けが人もいませんでした。
男は、火をつける前にパチンコで1万円分負けたと話したといい、取り調べに対して「負けた腹いせに燃やしてやろうと思った」と、容疑を認めているということです。
MBS News
何度も繰り返される「負けた腹いせ」でパチンコホールを燃やそうとする事件…
過去には多くの死傷者が出た事件もありました。(大阪此花区パチンコ店放火殺人事件)
容疑者は74歳の無職の男とされていますので、年金生活者だったのかもしれません。容疑者にとっては1万円というお金が大きかったのでしょう。
しかしながら、如何なる理由があれ犯罪行為は許されるものではありません。
ただし、限りなくパチンコ依存症者であろう容疑者の気持ちは痛いほど分かります…
きっと、1万円を失ったという事実よりも、そこに至る「展開」に我慢の限界があったのではないかと推察します。
例えば、1万円といっても1円パチンコをやっていれば1万発打って当たりを引けなかった事になります。またどんな機種を打っていたかにもより、甘デジという1/100以下の大当たり確率のパチンコを1万発打って当たらなかったという可能性も考えられます。
さらに、パチンコホールは釘曲げが法律違反なはずなのに、恐ろしく回らなかったのかもしれません。あるいは、そういった事が三日間続いていたのかもしれません。
はたまた、Twitterで謎の人物が「おすすめ機種」とツイートしているのを目にしてしまった可能性だって有り得ます。「これはステマじゃないのか?」と疑心暗鬼になりながら。
そして、そのパチンコホールの常連にも関わらず「辛辣なあだ名」で管理されていた事に日頃から腹を立てていたところ、そんな「展開」に合い、店員の薄ら笑いを目撃してしまった…
報道にある「偶然トイレに入った店員が目撃して」とありますが、直ぐに容疑者が逮捕されている事実と重ねると、偶然ではなくある程度容疑者はマークされていたのかもしれません。
それほど酷い展開にあい、何かをしでかすようなオーラが醸し出ていたのだと思います。
いずれにしても、容疑者は罪を償い、住まいのギャンブル依存症相談機関に足を運ぶことを切に願っております。
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