【朗報】RSK山陽放送がギャンブル依存症へ理解を深める特集を報道「ギャンブル依存症」はだれでもなりうる病気

https://ganbulingaddiction.com/2024/05/18/news/(新しいタブで開く)ニュース

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■「ギャンブル依存症」はだれでもなりうる病気

5月14日~20日は「ギャンブル等依存症問題啓発週間」です。深刻な問題として取り上げられることも多くなった「ギャンブル依存症」、実はだれでもなりうる病気なのです。

「ギャンブル依存症」とは、ギャンブル等にのめり込んで、コントロールができなくなる精神疾患の一つです。国は2018年に「ギャンブル等依存症対策基本法」を施行し、日常生活や社会生活に支障が生じることがあるとして、対策を進めています。

ギャンブル依存症になると、
・うつ病を発症するなどの「健康問題」
・多重債務や貧困といった「経済的問題」
・家庭内の不和などの「家庭問題」
・虐待、自殺、犯罪などの「社会的問題」
などを引き起こす恐れがあるとされています。

ギャンブル依存症は、適切な治療と支援により回復が十分に可能ですが、本人自身が「自分は病気ではない」などとして現状を正しく認知できない場合もあり、放置しておくと症状が悪化するばかりか、借金の問題なども深刻になっていくことが懸念されています。

5月12日に岡山市北区で、ギャンブル依存症に悩んでいる人やその家族を救済する活動をしている「全国ギャンブル依存症 家族の会 岡山」が、当事者や家族を対象にセミナーを開きました。

(中島俊明弁護士)
「1回目の自己破産でギャンブル依存症ときちっと決着をつけておく」

ギャンブルで膨らんだ債務整理などと並行して、依存症の回復を支援している中島俊明弁護士らがおよそ70人の参加者を前に講演し、「借金が解消されても依存症が直らなければふたたび借金を繰り返す」などと厳しい実態を話しました。

■回復への道があることを知ってほしい

医療専門家はギャンブル依存症は「誰でもなりうる脳の病気」だと指摘します。

(岡山県精神科医療センター 橋本望医師)
「ギャンブルで大勝ちした時に高揚感を感じるんですけど、その時にドーパミンという物質が放出されます。強いドーパミンがいっぱい出ると、生き物にとって大事なものと認識して、少しずつ価値観が変わってくる」

「それが続けば『ギャンブルに関連する情報』を見ただけで、実は脳が反応します。勝ってドーパミンが出て嬉しかったはずのものが、これからギャンブルをするぞと連想しただけで、もう脳が勝った時の状態になっているんですね」

「ですので、止めるということ、そういう発想にもならないです。脳の病気という考え方が、世界的に標準的な考え方になっています。強調したいのは、どんな方でもなり得るものだということです」

競馬やパチンコなどにのめり込み、多額の借金をしてもやめられず、負けを再びギャンブルで取り返そうとするのが、ギャンブル依存症の典型的なパターンです。

最後には掛け金を失ってしまいますが、そのような行為を人に隠したり、貯金を使い果たしてしまったりします。借金が膨らんで、盗みや詐欺行為に手を染めてしまうこケースも報告されています。

(中島俊明弁護士)
「『こういう病気があるんだ』『だれでもなりうる病なんだ』ということを、社会全体でまず認識してもらう。認識が広まれば、『自分はそうかもしれない』と思う可能性が出てくる。『未然に防ぐ』という意味では、社会全体で底上げをしていくというのが究極的には一番早道なのかなと私は思います」

「家族とかに言われてもなかなか認めにくいのが『ギャンブル依存症』の特徴でもありまして、でも自分自身でネットのニュースとかいろんなものを見て、自分で気付くということには比較的抵抗がないように思うんですね」

「そういうことを考えると、色々な事件が起こることをきっかけにこういう病気があるんだということを認識していただきたい。誰でもなる病気です。そのうえでそれで終わりではなくてしっかり回復への道があるんだそこも知ってほしいです。重大な結果になる前に…」

■家族だけで解決しようととしてもさらに悪化する ならばどうすれば?

会では「依存症かもしれない」と悩む人が相談できる場が身近にあることを知ってほしいと強調します。

(全国ギャンブル依存症 家族の会 岡山 中江さん)
「僕が岡山の家族会に入ったのは2021年で、その時の家族会は3家族3人ぐらいがこの会に参加していたんですけど 先月の会でおよそ30家族40人を超えるような人数になっていて」

「相談できるところがある、という認知度は高まってきたのかなとは思いますが、病気であることの認知度は少ないと思います」

「アルコール依存症などは表面に出ますから。キャンブル依存症は表面に出ることがないので人から分からない。家族が借金問題で、依存症に困ってではなくて借金の問題に困って相談に来られて、そこで初めてギャンブル依存症は病気であると学んで気が付く。未然に防ぐことは難しく、発覚してからということになる」

「でもこれは病気なので、回復するので、ぜひ一人で悩まずに、こういう家族会とか当事者会とかに繋がって周りのサポートや経験者のノウハウがあるのでそこに繋がっていただけたら回復につなげることができる」

「この病気は、『本人が何とかしよう』『家族で解決しよう』といっても解決できるものではなく、さらに悪化することになるので、『家族は家族会』『本人は当時者会』に繋がって、そこで回復をしていきましょう。プライバシーは絶対守られますので、ぜひとも家族会に連絡してもらいたいと思います」

最近では、若者たちがギャンブルにはまるきっかけとして、スマホで簡単に投票できる競馬・競艇・闇カジノなども増えているといいます。家族の会では、依存症を克服しようとしている人や家族が参加できるミーティングを定期的に開催しています。

【全国ギャンブル依存症 家族の会 岡山 090-4808-4137】

RSK山陽放送(2024年5月15日)

私は学生の頃にパチンコ・パチスロにのめり込み、社会にでて「何かおかしい…」と気づいた頃には時既に遅しでした。ギャンブル依存症という病気を知ったのは2010年頃です。

その時には報道にあるような、多重債務とうつ病・睡眠障害も発症していました。

周囲からは「自己責任だろ」「自分に弱いだけだ」という言葉を投げかけられ、いっそう自ら命を絶った方が楽だろうと思ったほどです。

今思う事は、現在の国内でギャンブルができる環境はフェアではないということです。

ユーザーに対して事前に「あなたはギャンブルによって依存症になるリスクもありますよ」「ギャンブル依存症という病気は発症すると寛解はしても完治はしませんよ」「ギャンブル依存症は多重債務・貧困・虐待・自殺・犯罪と密接に関連しているので、あたな自身がその状況に巻き込まれる可能性もありますよ」と伝えることが義務だと思うのです。

その上で、パチンコなどをしてギャンブル依存症になった時に「自己責任だ」と言われるならば納得もいくでしょう。しかしながら、現在の環境でいえば、例えばパチンコ店などでは「パチンコは適度に楽しむ遊びです」というポスターが貼ってあるだけです。これで何が理解できるというのでしょうか?

消費者保護の観点など皆無な業界であるとさえ言い切れます。自分たちさえ良ければよい、他人の不幸の上に自分たちの利益を築くのがパチンコ業界なのでしょうか?

義務教育で「違法薬物の危険性」「タバコの危険性」などを学習しますが、その中に「ギャンブルの危険性」も入れることが私の提案の一つでもあります。

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