甲佐町は、総務課に勤務する主事(28)を7日付けで懲戒免職処分としました。
甲佐町によりますと主事は去年12月、当時町から派遣されていた県後期高齢者医療広域連合で、広域連合の職員から集めた「互助会費」15万円を盗んだということです。「互助会費」は懇親会などに使用するもので、事務室の鍵付きのキャビネットに保管されていました。
別の職員が現金が無くなっているのに気づき発覚。広域連合が警察に被害届を提出し、主事は警察に対し現金を盗んだことを認めたということです。
主事は町の聞き取りに対し、「パチンコなどで借金がかさみ、窃盗を思いついた。私的に使った」と話しているということです。
甲佐町の甲斐高士町長は「町に対する信頼を著しく損ない誠に申し訳なく心からお詫び申し上げます。再発防止に向け、法令順守、服務規律の確保や信用失墜行為の根絶を図るよう信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
KKT熊本県民テレビ(2025年3月7日)
聞き取りに対し、「パチンコなどで借金がかさみ」とあるように、懲戒免職処分となった職員もギャンブル依存症の疑いが強まると思われます。それは、ギャンブル等依存症対策基本法に明記されている「ギャンブル依存症と犯罪は密接に関連している」という文言に照らしても、その行動が合致しているためです。
昨今、公務員によるパチンコ関連事件が散見されますが、いわゆる固い仕事だからこそ、他人に打ち明けられない悩みなどを抱え、その孤独感からパチンコ・パチスロなどにのめり込んでしまう傾向があるのではないかと思います。
組織内で定期的なギャンブル依存症啓発セミナーなどを実施し、ギャンブル依存症が病気であることや社会問題であることを認識していくことが、再発防止の対策になるのではないでしょうか。
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