ギャンブル依存症により自ら命を絶った人の家族が「遺族会」を発足し、24日、広島市内でセミナーを開きました。
広島市中区で開かれたセミナーには、約160人が参加しました。ギャンブル依存症が原因で自ら命を絶った人の遺族らは7月、東京で「遺族会」を発足。同じ悩みを抱える人たちと思いを共有しようと、自らの体験を講演するなどしています。遺族会によると、ギャンブル依存症の患者のうち、自殺を考えたことがある人は、6割以上にのぼるといいます。
■参加者
「息子がギャンブル依存症なので、親としての問題も人間としての問題も自分の中にたくさんあると思うので、自助グループに助けられているところです」遺族会は、今年度中に全国7か所でセミナーを開く予定です。
広島テレビ放送(2024年8月24日)
当事者としては、よく分かる内容です。誰にも理解されない苦しみ、家族や親族を巻き込んでしまう罪悪感、自己嫌悪の毎日、自分がいない方が多くの人がその苦しみから解放され幸せになるはずだと思ってしまう…そして、自分もその永遠に続くような苦しみから逃れられる…と。
しかし、どんなに無様でも、倒れたら何度も立ち上がり闘いに挑んでいる方が自分自身を好きになり、他者の役に立てる可能性が残る。
遺族会の存在は、「自分がいなくなれば家族が幸せになる」という幻想を打ち砕く、とても大切な存在だと思います。
はるかに美しいのだ! 人生の打撃にくじけて、地に寝そべる人よりも、あきらめずに人生に立ち向かってる人のほうが! ホセ・マルティ(キューバ独立の父、革命家、文学者、1853~1895)
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