福岡県警小郡署は11日、盗みの疑いで、佐賀市若宮1丁目、パチンコ店従業員の女(24)を逮捕した。
逮捕容疑は共謀して6月25日、不正に入手したキャッシュカード3枚を使い、鳥栖市内の金融機関のATMから計150万円を引き出した疑い。
同署によると、管内で警察官をかたる男がカード3枚をだまし取る事件が起きて、佐賀県警と共同で捜査していた。容疑者は現金を引き出す役割だったとみられる。
佐賀新聞(2024年7月11日)
逮捕されたパチンコ店従業員の女は特殊詐欺グループに入ってしまったのか、それとも仲間や彼氏などと詐欺を思いつき実行してしまったのか…。
どのようにしてキャッシュカードを入手したかは不明であるので、特殊詐欺グループが行うような赤の他人の物ではなく、知人や友人などのキャッシュカードを不正に入手した可能性も考えられます。
いずれにしても、テクノロジーが進んだ昨今にあっては、現金を引き出す際の防犯カメラの映像は鮮明に残り、何よりも、引き出したその現金をどう洗浄するかが難しいようです。つまりはマネーロンダリングです。
引き出した現金を自分の銀行口座に入れれば、お札の番号から特定がされますし、例えば飲食店でもそうですし、パチンコ店で使ったとしても、そのお札が銀行に入金される際にさかのぼって、どのルートを経由してきたかまで分かるようです。
どんな店でも今は防犯カメラが設置されていますから、調べようと思えば限りなく特定は可能なのでしょう…。即ち、昨今の特殊詐欺などはスマスロのチャンスゾーンの前のチャンスぐらいしか、チャンスがないと思って差し支えありません。つまり、もうそれはチャンスではないのではないか…ということです。
容疑者はまだ若い年齢で再起するチャンスがあるわけですから、罪を償い、働いていたパチンコ店のチャンスゾーンより人生のチャンスゾーンを掴んで貰いたいものです。
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