航空自衛隊岐阜基地の自衛隊員が、パチンコ店に行くために同僚の許可証を借りて外出し、減給処分を受けました。
航空自衛隊岐阜基地によりますと、第2補給処保管部に所属する21歳の男性空士長は、2023年3月5日の午前9時半から午後9時半ごろまで、保管部の同僚隊員が取得していた外出許可証を借りて基地から不正に外出していました。
同僚隊員が上司に相談して発覚し、男性空士長(21)は減給30分の1を1カ月、同僚は不正な外出の手助けをしたとして戒告と、それぞれ懲戒処分を受けました。
男性空士長はこの日の正午からの外出許可を取っていましたが、別の隊員からパチンコに誘われたということで、調査に対し「基地を早く出てパチンコ店に行きたかった」と話しています。
東海テレビ(2024年7月3日)
不正外出した時間が「午前9時半から午後9時半ごろまで」とされているので、恐らくはパチンコ店の入場抽選には間に合わなかったと思われます。
6月に50店舗以上のパチンコ店が閉店・休業したパチンコ業界は衰退の一途をたどっており、入場抽選を受けずに「勝てる台」が取れるほど、今のパチンコ店は甘くはないでしょう…
好きな時間にパチンコ店に行き、好きな台が座れるならば、それ即ち超絶最恐最悪のボッタクリ店舗の可能性が極めて高く、「最低5万円なければ遊びにすらならない」という仕様の今のパチンコ・パチスロ台であれば痛い火傷を負ってしまいます。
パチンコ・パチスロはマイノリティの人たちであったり、人と群れるのが嫌いなタイプであったり、ストレスを内にため込んでしまうタイプの人がのめり込む傾向にあるとも云われています。
自衛隊員という国防の大事な任務であるが故に、守秘義務や緊張感を常に抱え、そのストレスは甚大であると思います。ですが、ストレス発散や軽い気持ちでパチンコ・パチスロをやることはオススメできません。
なぜならば、パチンコ・パチスロが「国力を削いできた」「ユーザーの3人に1人はギャンブル依存症の疑い」「ギャンブル依存症対策が脆弱」という3点の理由があるからです。大袈裟に聴こえるかもしれませんが、規律に厳しい自衛隊の規則を破ってまで、なぜパチンコ店に行こうと思ったのか…それが答えなのだと思います。
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