6月20日北海道帯広市で、30歳の知人男性宅に侵入し、ゲーム機など4点を盗んだとして、30歳の男が逮捕されました。
住居侵入と窃盗容疑で逮捕されたのは、上士幌町上士幌東3線の自称配送業、M容疑者30歳です。
M容疑者は、6月20日、帯広市内の30歳の知人男性宅に侵入し、プレイステーション5などゲーム機4点(時価合計5万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。知人男性は当時、外出していて、帰宅後、被害に気づき警察に届け出ていました。
その後、警察は盗まれたゲーム機がリサイクルショップで売られているのを見つけ、店の買い取り記録などからM容疑者を割り出し、1日朝、逮捕しました。
取り調べに対し、M容疑者は「生活が苦しかった。パチンコや遊ぶ金がなかったのでやった」などと話し、容疑を認めているということです。
警察は、M容疑者が男性宅にどのように侵入したのかなど、当時の状況を詳しく調べています。
HBC北海道放送(2024年7月1日)
※報道では実名表記ですが当サイトではイニシャル変更しています。
知人のプレステを勝手に売るなど正気の沙汰ではありません。すぐにバレる確率が極めて高いからです。世の中の常としては、そういった行動を取る人間は前兆があるというか、友人や知人にも日頃から不審に思われているものです。被害者が思い当たる人間をリストアップするならば、すぐに名前があがってもおかしくありません。
ただし、本件の容疑者が根っからの悪かと問われれば、そうとも言い難いと思うのです。根っからの悪であれば、もっと周到に盗みを行い、そして足がつかないように金銭に換えるのではないでしょうか。
どう考えても、すぐにプレステを金に換え、一刻も早くパチンコが打ちたいという衝動が伝わってきて仕方ありません。そして、この容疑者の気持ちが痛いほど理解もできるのです。
パチンコ・パチスロにのめり込んでしまい、借金や経済苦で手元に金もなくなり、それでもパチンコが打ちたいという強い衝動…多くの人は、あらゆる知恵を使い、合法的にパチンコ代を入手しますが、万策尽きて犯罪に及んでしまう人は少なからず存在し、そして、ギャンブル依存症者であれば、誰もがその崖っぷちに立たされる時がくるのです。
容疑者は罪を償い、ギャンブル依存症相談機関へアクセスし、依存症回復プログラムを受けることが望ましいと思われます。パチンコで失うものは、金と時間、そして人間関係なのです。
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