自衛隊員を懲戒免職 勤務中に同僚から“現金窃取”
航空自衛隊春日基地所属の自衛隊員が、同僚の財布から現金を盗んだとして、懲戒免職処分となりました。
「パチンコに使うために盗んだ」などと話しています。
懲戒免職となったのは、航空自衛隊春日基地の西部航空警戒管制団整備補給群補給隊に所属する男性空士長(20代)です。
春日基地によりますと、男性空士長は去年6月13日午前、補給隊の更衣室で、ロッカーに入れられていた同僚隊員の財布から現金2万3千円を盗みました。
去年11月、被害にあった隊員が上司に相談し、その後、内部調査を進めたところ、男性空士長が関与を認めたということです。
男性空士長は調べに対し、「借財の返済やパチンコなどの遊興費に使うために盗んだ」などと話しています。
事件当日は、男性空士長は通常勤務で、勤務時間中の犯行だったということです。
春日基地司令の津曲明一空将補は、「今後教育を徹底し、服務規律の維持に努め、再び生起することのないように努めてまいります」とコメントしています。
九州朝日放送(2024年2月29日)
直近では警察官による類似した事件、今回は自衛隊員による「パチンコに使うため」の窃盗事件…
しかしながら、パチンコ・パチスロは規制の対象になっても何らおかしくない程の「のめり込みやすい」ギャンブルです。
どんな立場の人だろうがギャンブル依存症になっても不思議ではありません。
日本国内には厚生労働省の調べて320万人のギャンブル依存症がおり、その内パチンコ・パチスロ依存症者は8割以上を占める256万人ともいわれています。
レジャー白書では2023年のパチンコ・パチスロ遊技人口が770万人とされていますので、パチンコ・パチスロユーザーの3人に1人はギャンブル依存症者ということになります。
ギャンブル依存症対策基本法には「ギャンブル依存症は多重債務・貧困・虐待・犯罪と密接に関連している」と明記されており、ギャンブル依存症者が適切な処置を受けなければ、如何に悲惨な末路になるか火を見るより明らかなのです。
国内にはアルコール依存症で悩んでいる方々も多く存在しますが、その数は厚生労働省の調べて80万人です。
ギャンブル依存症者はアルコール依存症者の実に4倍も存在するこの異常事態。
そして、パチンコ・パチスロユーザーの3人に1人はギャンブル依存症を患っていることからも、国が関与しなければ、政治が深く関与しなければならない喫緊な事態ではないかと考えます。
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