2023年11月21日、ABCニュースの報道です。
※報道では実名表記ですが当サイトではイニシャルに変更しています。
大阪府貝塚市で、子どもの自転車の荷物に入ったお小遣いなどを狙って盗みを繰り返したとして、38歳の会社員の男が逮捕されました。
窃盗などの疑いで逮捕・送検されたのは、貝塚市内の会社員・K容疑者(38)です。
警察によりますとK容疑者は7月、小学生が公園に止めた自転車のハンドルにかかっていた別々のかばんから、お小遣いの現金9000円が入った財布と現金40円が入った財布を盗んだ疑いが持たれています。
また警察は、2月下旬から9月下旬にかけても、同様の盗みを繰り返したなどとして、K容疑者をほか10件の窃盗などの疑いで書類送検しました。
このうち9件の被害者は10代の小中学生で、被害額はあわせて11万円相当にのぼるということです。
K容疑者は警察の調べに対し「パチンコやパチスロでお金を使ってしまい、子どもから盗めば捕まらないだろうと思った。500円でも1000円でも、自分の飲食代のために取った」と容疑を認めているということです。
K容疑者は、仕事が休みの日の日中に公園を訪れ、小中学生らが遊んでいるすきを狙っていたとみられています。
ABCテレビ
2023年元旦より毎日のようにパチンコ関連事件の報道を見ていますが、今年一番の外道だと断罪します。
自分よりも弱い相手を狙い、なおかつ、未来がある青少年を狙った犯行は、断じて許されるものではないでしょう。
K容疑者は犯行に及んだ動機として、「パチンコやパチスロでお金を使ってしまい、子どもから盗めば捕まらないだろうと思った。」と供述していることから、ギャンブル依存症の疑いが極めて高いと言えるでしょう。
その上で、ギャンブル依存症者の片隅にも置けない存在であることも付記したと思います。
法治国家の日本において、法律に抵触する犯罪は決して許されるものではないですが、これまでパチンコ・パチスロが起因となるギャンブル依存症者たちが、行ってきた犯罪は、恨みがあるパチンコ店や客、あるいは大人達へ向けたものです。
決してそれを肯定するものではありません。
ですが、パチンコで負けた腹いせに車でパチンコ店に突っ込んでみたり、ハンマーでパチンコ台を叩き割ったり、野球のバットで海物語を叩き壊してみたり、それらはパチンコ・パチスロユーザーからは、「罪は償え、だが…気持ちはわかる…」という言葉が素直に出てくるような、少しコミカルに映るような事象なのです。
景品交換所を襲って見たり、景品交換所を後にする客に恐喝するのも、ほぼギャンブル依存症に侵された人間の終着点のような行動です。
ですが、今回の事件は毒々しい狡猾さが垣間見れ、窃盗という事件であっても胸糞悪い事象に感じます。
私はK容疑者に言いたい。
二度とパチンコ店に入るな。ギャンブルをやめろ。ギャンブル依存症相談機関へ行って、ギャンブル依存症回復施設を紹介してもらえ。同じようにギャンブルで苦しんでいる仲間を作れ。
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