2023年9月7日、BS大分放送の報道です。
大分県中津市のパチンコ店の駐車場で、カギをつけたまま停めてあった軽トラックを盗んだ男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定、無職の33歳の男です。
警察によりますと、男は8月20日の午前11時50分頃、中津市内のパチンコ店の駐車場に停めてあった、カギをつけたまま停めてあった軽トラック(時価およそ2万円相当)を盗んだ疑いです。
盗まれたのは中津市内の庭師の男性(75)が所有する軽トラックで、防犯カメラの解析や聞き込みから男を特定したということです。
男は容疑を認めているということで、警察が盗んだ目的などを調べています。
大分放送
車両盗難目的でパチンコ店駐車場に訪れていたのだとしたら、時価2万円相当の軽トラックを狙うことはなかったと思います。
恐らくは、パチンコ目的で訪れたパチンコ店で偶然、鍵がついた軽トラックに遭遇してしまった。
報道にあるとおり、「住所不定、無職の33歳の男」とされてますので、経済的に困窮していたことが想像でき、訪れていた場所もパチンコ店ということですから、ギャンブルによってその状態に陥っていた可能性が高いと思われます。
そして、「車の中に金品がないか」「車両を売買できないか」そんな理由で突発的に車両を盗難したのではないでしょうか?
パチンコ・パチスロユーザーの多くは、経済的に決して豊かではないのが現実です。
パチンコ・パチスロが適度に楽しむ遊び程度のシロモノであるならば、そもそも「ギャンブル依存症対策基本法」の中に「ぱちんこ」という文言が明記されるはずもありませんし、パチンコを含むギャンブル依存症が公的保険適用の病気に認定されることもないでしょう。
厚生労働省調べで320万人もいるとされるギャンブル依存症者。
パチンコ・パチスロが起因となる病気に社会保障費が投入されている一方で、現状のパチンコ・パチスロは事実上の規制緩和がなされている実態。
国家としてはこの矛盾について、どう説明をされるのでしょうか?
今後もパチンコ関連事件から目が離せません。
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